内容説明
桃太郎には実在のモデルがいた!鬼の正体は誰だったのか?お伽話に秘められた古代豪族たちの国造りの秘密。歪められた『日本書紀』に代わり、お伽話が伝える古代史の真相。
目次
第1章 桃太郎と吉備津神社(牧歌的ではなかった桃太郎伝説のロケーション;桃太郎ってどんな話だった? ほか)
第2章 昔話と桃太郎(桃は鬼を追い払う;桃太郎の原型は「瓜子姫」だった? ほか)
第3章 いじめられっこ・吉備(吉備はよくいじめられる;雄略天皇と吉備の争い ほか)
第4章 物部氏と桃太郎(桃太郎の謎を解く鍵を握っているのは物部氏;三世紀の人の流れは「西から東」ではなく「東から西」 ほか)
著者等紹介
関裕二[セキユウジ]
1959年、千葉県生まれ。歴史作家。『聖徳太子は蘇我入鹿である』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichiteru
2
なかなか面白かったが、古代史がかなり難しく…。2015/06/20
ぼいど
1
2年ほど前に岡山に旅行してこの関係のとこをあちこち行ったので、その観点で興味をもって購入。ざっと読んで、正直なところ説としては無理矢理だったり超展開だったりって気はしなくもないのですが、つまるところ何と言っても何が正しいのかわからない、判りようのない時代の話ですからね。可能性としてなくはない解釈だと思いますし、賛否は難しいところだけど少なくともこーゆー自由な発想は許されていいよなぁ、とは思いました^^;2015/02/19
ゆいぱぱ
1
吉備、出雲、尾張の関係。だらだらと脱線するところが多く、その脱線も大事なんでしょうが本旨が見えなくなってくる。そして急に持論を展開して結論付けたり『詳しくは拙著を読んで』というのも多くて、結構流して読んでしまいました。結論として尾張は卑怯で藤原不比等はずる賢く物部氏は私財を擲ったのに裏切られて可哀想ということかな。2014/11/17