内容説明
「日本にあって世界にないもの」を抽出することで、自然と共生し寛容を旨とする日本独自の姿が見えてくる。本来の日本を再発見し、日本人に生まれたことに、自信と誇りを取り戻す一冊。
目次
第1章 世界の中の日本文明―中国ともまったく違うその特殊性と普遍性
第2章 「風土」で読みとく日本文明の特異性―太陽と水、日本を決定づけた気候と自然
第3章 なぜ日本が、平和で安全で清潔か―農耕民族と狩猟民族の比較からみた日本文明のルーツ
第4章 「手の文化」の国・日本―日本が最先端技術で、世界に頭抜けている理由
第5章 なぜ、日本人は時間に正確なのか―元号、節句、世界無比の「けじめ民族」の不思議
第6章 文化としての「日本語」―欧米語にも中国語にもない、その独自の世界
第7章 「大いなる和」の国・大和と日本―「神ながらの道」にみる日本人の信仰の形
第8章 なぜ日本文明が、二十一世紀をリードするのか
著者等紹介
清水馨八郎[シミズケイハチロウ]
大正8年、山梨県出身。東京文理科大(現筑波大)卒業。千葉大学名誉教授、理学博士。都市と交通研究で長く学界をリードし、経済企画庁の国民生活審議会委員、運輸省航空局の航空審議会委員など各種委員を歴任する。日本人が戦後失った「誇り」を取り戻すための講演・執筆活動も精力的に続けている
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感想・レビュー
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みかん
5
日本にしかないもの(豊かな風土、神道、天皇、元号、武士道、手の文化、時間の正確さ、和洋感いいとこ取りの日本語の豊かさ)と日本にはないもの(奴隷制度、他国による侵略)とを挙げ、日本文明の偉大さを明らかにした本。その昔8年位前に読んだ、ハンチントンの「文明の衝突」には日本文明が独立した一つの文明として書かれていて、その頃まだ自虐史観の私は、アジアの小国の日本が一つの独立した文明だなんてこの著者は大げさだな、なんて思っていた。若者世代として、この本で挙げられたものの他に、マンガ・アニメ文化を付け加えたい!2010/11/27
出世八五郎
1
日本マンセー♪という輩には美酒・・・私もそんな一人だ。日本万歳♪
Akimichi Tobita
1
これも日韓ワールドカップ直後に読んだ記憶がある。今まで日本人として国の成り立ちと歴史を知らずに生きて来たかとても恥ずかしくなった。世界にはない日本文化を知ることで、誇りと自信を持つことができた。
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- 和書
- 日本国憲法 岩波文庫