出版社内容情報
●世界に目を向けて――オーナー・和田共弘 ●馬と一緒に泣いた男――騎手・岡部幸雄●華麗なる騎手の転身――調教師・野平祐二……「皇帝」の生涯に秘められた男たちのドラマ。(祥伝社販売課宮島オススメの一冊)馬と競馬に携わる男たちの感動のドラマ。競馬に興味のない方が読んでも胸を熱くさせる本です。
内容説明
世界に目を向けて―オーナー・和田共弘、華麗なる騎手の転身―調教師・野平祐二、馬と一緒に泣いた男―騎手・岡部幸雄ほか「皇帝」の生涯に秘められた男たちのドラマ。
目次
第1章 十一人の戦記
第2章 そこに馬がいた
第3章 共弘と祐二
第4章 スピードシンボリ
第5章 欧州遠征
第6章 ライジングライトから
第7章 ルドルフ誕生
第8章 調教の神秘
第9章 五冠まで
第10章 増えつづけた指
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読み人知らず
3
ルドルフではなく、人に焦点を当てている。和田ともひろ、野平祐二、岡部幸雄。。。馬のためにいくつもの何かを偽性にしてきた男たちの話。2010/07/22
百木
1
「皇帝」の異名をとった七冠馬シンボリルドルフ。そのオーナーブリーダー和田共弘、調教師「ミスター競馬」野平祐二の2人を中心としてルドルフに関わった人々の実像に迫っている。戦争前後の日本競馬の状況についての概略からシンボリ牧場の歴史についての詳細な調査による記述もなかなか読み応えがある。また昨今では毎年のように行われ、活躍することも珍しくなくなってきた日本馬の海外遠征だが、その先駆的役割を果たし、凱旋門賞へのある意味「呪縛」を日本競馬界へもたらすことになった彼らの苦闘を知ることができたのも興味深かった。 2014/08/31