内容説明
財務省のトップ官僚・桂木和正の事故死直後から、不仲だった息子のフリーライター・和巳の周囲に怪事件が続発した。父の死は謀殺だと告げる謎の東洋人アーサーの出現。父と親しかった経済学者・美川の自殺。やむなく父の死の真相を探り始めた和巳の前に浮上したのは、財務大臣・真久部の影、さらに国際通貨の覇権をめぐる米・日・中・欧の巨大な暗闇だった。真の敵は誰か？米国バブル崩壊と世界恐慌が迫り来る中、和巳の復讐行は始まった…。瞠目の新鋭が放つ迫真の新経済サスペンス。
感想・レビュー
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ぽんぽこ
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なるほど、この作者さんは将来起こるリーマンショックを予期していたのか…。さすがは経済ライターということで、当時の経済状況を知り尽くしている感じがしました。バブルの崩壊の様子とか、経済のことを分かりやすく簡潔にまとめています。2019/09/25
