内容説明
「喧嘩が強くハンサムで、俺が信用するのは、死体とやらせてくれた女と金だけ」と豪語する快？怪男児で超Ａ級の精神ダイバー毒島獣太は、陰陽師ひるこの呪詛によって淫乱女となった清純歌手の叶雪に精神ダイブした。だが、獣太は「叶雪こそ魔性の女」と告げたひるこの言葉が、妙に気にかかった。これには深い事情があるのでは？獣太は事件の背景を調べ始めた。なぜか次々と消される事件関係者。果たして美少女叶雪の秘密とは？ひるこ一味の真の目的とは？やがて浮かび上がる悪夢のような真相…。人気絶頂の著者が、陽気で破天荒な新生面を開拓した興奮小説のベストセラー第６弾『魔性菩薩』ここに完結！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ai
10
毒島くんのナルシストと過剰な自信家っぷりが、一周回ってかわいく見える。そして、一周回ってひるこの婆さんもかわいく見える。芸能界の裏側もののストーリーに加え、音楽をまとったサイコダイブシーンなど、みどころたくさん。 2019/10/25
fre634
2
下巻になって一気に化けた感じ。超越的な力と人格を持ったジジイババアと屈折したそれなりの実力を持つ咬ませを描かせると貘センセーの右に出る物無し！。2012/09/13
るむなん
1
いろいろと明らかになり決着がつく下巻。複雑な人間関係の中で最後に見せたのは、たった一人の女の為に戦う二人の男の姿でした。サイコダイブ描写は後半無かったですが、逸品。2017/10/06
オルガ
1
再読。毒島の強烈な個性が芸能界の陰惨な話を吹き飛ばした感じ。2014/08/20
松田望
1
オチの一行に笑った。2012/11/10
