感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fre634
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自衛隊を新戦略専門家(ネオストラテジスト)と言われる科学者が指揮する様になった(この本が執筆された70年代から)近未来を舞台に、二人の天才戦略家が最新鋭戦闘機の奪取と奪還を巡ってゲームの様に戦うお話。明らかに奪取側が有利なシチュとはいえ、奪還側が偶然以外で劣勢を回避できないのはどうかと思いながら途中まで読んでましたが、最終的には「どんな天才も超人も運命には勝てない」っていういつもの山田正紀テーマな話なんでしょうね多分という事で納得。2012/01/13
コマンドー者
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山田氏がSFから本格サスペンスものに挑戦した初期の代表作と言える傑作。ほぼハッタリ状態のゲーム理論を軸にして大風呂敷を広げまくる山田氏らしい娯楽性タップリの一作である。2021/05/16