祥伝社新書<br> ウソが勝者となる時代

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祥伝社新書
ウソが勝者となる時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396117207
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

出版社内容情報

武器としてのウソと言いがかり

SNSや動画サイトの大衆化によって、ウソは権力者たちの
「新しい武器」として使われるようになった。
そして、放たれた大量のウソは、信じ込んだ人々を巻き込んで「言いがかり」となり、
ターゲットにされた人を濁流の中にのみ込む。二〇二四年の兵庫県知事をめぐる問題では、
こうした攻撃によって関係者が自殺するという悲劇を生んだことは記憶に新しい。
もはや正論が通じない時代にあって、我々には為す術がないのだろうか?
本書では、過去から現代にいたる数多くの事例を研究分析しながら、問題の構造を検証する。
そこから明らかになる対処法とは――。
[目次]

第一章 ウソと言いがかりの帝王 ドナルド・トランプ
《一期目の大統領就任前から問題視されていた「トランプのウソ」》
《「ファクトチェック」でトランプのウソに抵抗した米国メディア》
《大統領選での敗北を認めず合衆国議会議事堂への突入を煽ったトランプ》
《二期目に入りエスカレートする「ウソを根拠にする言いがかり」》
《破壊的なウソと言いがかりが創り出す「野蛮な王国」》

第二章 日本国内でも跋扈し始めたウソと言いがかりの使い手たち
《街頭とネット動画を舞台に言いがかり攻撃を展開した立花孝志》
《「でっちあげ」との決めつけから一転「興味がない」》
《精神にダメージを与える「集団的言いがかり攻撃」の恐ろしさ》
《自殺した元県民局長にも「ウソに基づく言いがかり」を続けた立花》
《「群衆心理」の高揚感や結束感で消失する「倫理のタガ」》

第三章 ウソと言いがかりが引き起こした戦争の数々
《「リメンバー・ザ・メイン!」を合言葉に始まった米西戦争》
《米軍のベトナム軍事介入の口実とされた「トンキン湾事件」》
《「大量破壊兵器を隠している」との言いがかりとイラク戦争》
《言いがかりでウクライナに侵略したプーチンの「特別軍事作戦」》
《日本軍の「言いがかり」で始まった「満洲事変」や「第一次上海事変」》

第四章 歴史歪曲と差別の正当化にも使われるウソと言いがかり
《ナチスのホロコーストの出発点だったユダヤ人差別の言いがかり》
《関東大震災後の虐殺を招いた「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマ》
《ウソと言いがかりで正当化される日本軍の捕虜と市民の虐殺》
《沖縄県民やアイヌを標的とする民族差別と踏みつけの言いがかり》
《過去の歴史的反省をウソや言いがかりで攻撃する人間の心理》

第五章 「ウソと言いがかりが勝つ時代」に社会はどう対処すべきか
《世界で進行する「ウソと言いがかり」のビジネス化》
《ウソと言いがかりの常習犯に見られる「歪んだ全能感」》
《「国や社会を守る」という大義名分でなされる差別や言いがかり攻撃》
《人はなぜ物事を「勝ち負け」で理解する


【目次】

内容説明

SNSや動画サイトの大衆化によって、ウソは権力者たちの「新しい武器」として使われるようになった。そして、放たれた大量のウソは、信じ込んだ人々を巻き込んで「言いがかり」となり、ターゲットにされた人を濁流の中にのみ込む。二〇二四年の兵庫県知事をめぐる問題では、こうした攻撃によって関係者が自殺するという悲劇を生んだことは記憶に新しい。もはや正論が通じない時代にあって、我々には為す術がないのだろうか?本書では、過去から現代にいたる数多くの事例を研究分析しながら、問題の構造を検証する。そこから明らかになる対処法とは―。

目次

第一章 ウソと言いがかりの帝王 ドナルド・トランプ(一期目の大統領就任前から問題視されていた「トランプのウソ」;「ファクトチェック」でトランプのウソに抵抗した米国メディア ほか)
第二章 日本国内でも跋扈し始めたウソと言いがかりの使い手たち(街頭とネット動画を舞台に言いがかり攻撃を展開した立花孝志;「でっちあげ」との決めつけから一転「興味がない」 ほか)
第三章 ウソと言いがかりが引き起こした戦争の数々(「リメンバー・ザ・メイン!」を合言葉に始まった米西戦争;米軍のベトナム軍事介入の口実とされた「トンキン湾事件」 ほか)
第四章 歴史歪曲と差別の正当化にも使われるウソと言いがかり(ナチスのホロコーストの出発点だったユダヤ人差別の言いがかり;関東大震災後の虐殺を招いた「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマ ほか)
第五章 「ウソと言いがかりが勝つ時代」に社会はどう対処すべきか(世界で進行する「ウソと言いがかり」のビジネス化;ウソと言いがかりの常習犯に見られる「歪んだ全能感」 ほか)

著者等紹介

山崎雅弘[ヤマザキマサヒロ]
1967年大阪府生まれ。戦史・紛争史研究家。政治問題の論考も新聞・雑誌に寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

69
トランプの次に立花を持ってくるという構成が上手いと思った。あらためて兵庫県知事選挙の際の演説やネット言説を時系列で読むと、著者の「開いた口が塞がらない」という言葉にはげしく同意してしまう。ベトナム戦争やイラク侵攻が「作り話」やウソで始まった事例なども紹介。最後の章でそれらに対してどう対抗するかがまとめられているが、この点については正直「それで対処できれば良いのだが」と感じてしまった。この点については『となりの陰謀論』の方がより実態をよくつかんだ対策と思う。いずれにせよ昨今の情勢ではいずれも必読書と思った。2025/09/29

よっち

25
SNSや動画サイトの大衆化により現代社会に蔓延するウソと言いがかりの構造とその破壊力を、歴史的事例とともに鋭く分析した1冊。虚偽が瞬時に拡散され、信じ込んだ人々が集団で攻撃を仕掛ける構図。もはや他人事ではない状況について具体的な事例を紹介する一方で、ウソが戦争の引き金となった、ベトナム戦争やイラク戦争、ウクライナ侵攻を見ると、虚偽が国家の暴力を正当化する手段として使われていることを痛感しましたが、社会の不平等や不公正、将来への不安が背景にあるという指摘や人権意識の再構築が急務との主張には深く共感しました。2025/10/07

どら猫さとっち

18
詭弁や嘘で“言った者勝ち”になり、勝者となる社会。そこから戦争が始まる。なぜそうなってしまうか。なぜそこに甘んじてしまうか。『詭弁社会』の著者が、嘘を吐く政治家などの人々の心理を鋭く分析。劣化した社会にメスを入れる好著。詭弁や嘘で言った者勝ちから戦争へは、今に始まったことではない。過去にも、同じことが起きたのだ。歴史をよく知り、劣化した政治を批判し声を上げる。そして希望を抱きあきらめないこと。これが今の私たちができる、最大の解決策だ。2025/09/14

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