祥伝社新書<br> 自己家畜化する日本人

個数:
電子版価格
¥1,012
  • 電子版あり

祥伝社新書
自己家畜化する日本人

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月06日 05時44分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784396116880
  • NDC分類 304
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「ホンマでっか!?TV」出演の生物学者による痛快批評!! 

家畜化の先に待つ阿鼻叫喚の未来

一部のオオカミが、進んで人間とともに暮らすことで食性や形質、性格を変化させ、
温和で従順なイヌへと進化してきた過程を自己家畜化という。
そして、この自己家畜化という進化の道を、動物だけでなく人間も歩んでいる。
本書は自己家畜化をキーワードに、現代日本で進む危機的な状況に警鐘を鳴らす。
生物学や人類学、心理学の知見を駆使して社会を見ることで、世界でも
例を見ない速度で凋落する日本人の精神状態が明らかになる。
南海トラフ大地震といった自然災害の脅威が迫り、生成AI、ゲノム編集技術と
いった新しいテクノロジーが急速に普及する今、日本人に待ち受ける未来とは――。 



目次
第1章 「自己家畜化」の進化史
「自己家畜化」とはなにか/ウシやブタは人間によって家畜化された/
狩猟採集民が肉をあえて食べ残していた理由/人類のゴミに目をつけたオオカミ/
イヌと人類のWin-Winな関係 ほか

第2章 人類の自己家畜化
ヒトはどんな動物よりも家畜化された種である/都市の誕生と分業化/
貨幣の誕生とヒトの社会性/宗教が生まれ「服従心」が醸成された/
一神教では人間だけが特別な存在である/
「人間は特別な存在である」という思想がもたらしたもの ほか

第3章 日本人と自己家畜化
日本人は主人を称賛する奴隷になりつつある/今の日本は危うい状態にある/
一神教が根付かなかった国、日本/今なお残る「一寸の虫にも五分の魂」思想/
アジア諸国で一神教徒が多い国は?/無宗教者が大半を占める国は珍らしい/
群れは社会になり、精神的孤独が生まれる ほか

第4章 自己家畜化の行き着く先
「やりたいことが見つからない」のは飼いならされた弊害/
自己家畜化に貢献する日本の公教育/政府が率先して日本国民を奴隷化している/
ポリコレと承認欲求/抑圧されている人間ほどバッシングする対象を欲しがる ほか

内容説明

一部のオオカミが、進んで人間とともに暮らすことで食性や形質、性格を変化させ、温和で従順なイヌへと進化してきた過程を「自己家畜化」という。そして、この自己家畜化という進化の道を、動物だけでなく人間も歩んでいる。本書は自己家畜化をキーワードに現代日本で進む危機的な状況に警鐘を鳴らす。生物学や人類学、心理学の知見を駆使して社会を見ることで、世界でも例を見ない速度で凋落する日本人の精神状態が明らかになる。南海トラフ大地震といった自然災害の脅威が迫り、生成AI、ゲノム編集技術といった新しいテクノロジーが急速に普及する今、日本人に待ち受ける未来とは―。

目次

第1章 「自己家畜化」の進化史(「自己家畜化」とはなにか;ウシやブタは人間によって家畜化された ほか)
第2章 人類の自己家畜化(ヒトはどんな動物よりも家畜化された種である;都市の誕生と分業化 ほか)
第3章 日本人と自己家畜化(日本人は主人を称賛する奴隷になりつつある;今の日本は危うい状態にある ほか)
第4章 自己家畜化の行き着く先(自己家畜化が進んだ未来で待ち受けるもの;コロナ禍がもたらしたプラス面に目を向ける ほか)

著者等紹介

池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者、評論家、理学博士。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、TAKAO 599 MUSEUM名誉館長。メルマガ「池田清彦のやせ我慢日記」、VoicyとYouTubeで「池田清彦の森羅万象」を配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まゆまゆ

15
イヌ・ネコをはじめ多くの生物が強制的に人間によって家畜化されてきたのは、従順な態度によって遺伝子レベルで生き残ろうとした結果である。今や人間も自らが自己家畜化しているのは、集団生活を前提に作り出された社会システムに依存しなければ生きていけないことの裏返しである。自ら思考することも反省することもなく、ただ上から下りてきたものを無批判に受け入れるのは、神の目よりも世間の目を気にする日本人特有の雰囲気もあるのだろう。2024/01/09

naka

14
「自己家畜化」のワードが気になり読みました。本の前半は、その具体例などを示して、野生動物を長期間飼い続けることで、性格や見た目などが変化していくというのが説明され、興味深い情報もあったりして面白く読めてました。ただ本の後半になって人間に当てはめての考察になると、老人が「最近の若い者は・・」のような感じの内容になってしまって、なんだかなーという気持ちになりました。2024/09/18

まろまろ

8
食べ物にありつく為には体制に同調するしかない。日本は無宗教者が大半を占めるせいか、国民は国家に管理され自己家畜化していく。「奴隷」や「服従」という比喩までしているが、不満をもつところは家畜とは違う気がするが。出る杭は打たれる的な教育のあり方にも問題がありそう。2024/09/04

おさと

8
家畜。言い得て妙。従順すぎて、そんなもんだと思いすぎて、国にいいようにされてしまっている。考える力を取り戻さないとなぁ。2024/01/28

LNGMN

6
知人にすすめられて。人類史における自己家畜化の過程を解説する前半は楽しかったが、日本人が自己家畜化していると断罪し未来を悲観する後半は「昔は良かった」論に近く思えてしまい共感はできなかった。2024/11/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/21591502
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品