出版社内容情報
「ホンマでっか!?TV」出演の生物学者による痛快批評!!
家畜化の先に待つ阿鼻叫喚の未来
一部のオオカミが、進んで人間とともに暮らすことで食性や形質、性格を変化させ、
温和で従順なイヌへと進化してきた過程を自己家畜化という。
そして、この自己家畜化という進化の道を、動物だけでなく人間も歩んでいる。
本書は自己家畜化をキーワードに、現代日本で進む危機的な状況に警鐘を鳴らす。
生物学や人類学、心理学の知見を駆使して社会を見ることで、世界でも
例を見ない速度で凋落する日本人の精神状態が明らかになる。
南海トラフ大地震といった自然災害の脅威が迫り、生成AI、ゲノム編集技術と
いった新しいテクノロジーが急速に普及する今、日本人に待ち受ける未来とは――。
目次
第1章 「自己家畜化」の進化史
「自己家畜化」とはなにか/ウシやブタは人間によって家畜化された/
狩猟採集民が肉をあえて食べ残していた理由/人類のゴミに目をつけたオオカミ/
イヌと人類のWin-Winな関係 ほか
第2章 人類の自己家畜化
ヒトはどんな動物よりも家畜化された種である/都市の誕生と分業化/
貨幣の誕生とヒトの社会性/宗教が生まれ「服従心」が醸成された/
一神教では人間だけが特別な存在である/
「人間は特別な存在である」という思想がもたらしたもの ほか
第3章 日本人と自己家畜化
日本人は主人を称賛する奴隷になりつつある/今の日本は危うい状態にある/
一神教が根付かなかった国、日本/今なお残る「一寸の虫にも五分の魂」思想/
アジア諸国で一神教徒が多い国は?/無宗教者が大半を占める国は珍らしい/
群れは社会になり、精神的孤独が生まれる ほか
第4章 自己家畜化の行き着く先
「やりたいことが見つからない」のは飼いならされた弊害/
自己家畜化に貢献する日本の公教育/政府が率先して日本国民を奴隷化している/
ポリコレと承認欲求/抑圧されている人間ほどバッシングする対象を欲しがる ほか
内容説明
一部のオオカミが、進んで人間とともに暮らすことで食性や形質、性格を変化させ、温和で従順なイヌへと進化してきた過程を「自己家畜化」という。そして、この自己家畜化という進化の道を、動物だけでなく人間も歩んでいる。本書は自己家畜化をキーワードに現代日本で進む危機的な状況に警鐘を鳴らす。生物学や人類学、心理学の知見を駆使して社会を見ることで、世界でも例を見ない速度で凋落する日本人の精神状態が明らかになる。南海トラフ大地震といった自然災害の脅威が迫り、生成AI、ゲノム編集技術といった新しいテクノロジーが急速に普及する今、日本人に待ち受ける未来とは―。
目次
第1章 「自己家畜化」の進化史(「自己家畜化」とはなにか;ウシやブタは人間によって家畜化された ほか)
第2章 人類の自己家畜化(ヒトはどんな動物よりも家畜化された種である;都市の誕生と分業化 ほか)
第3章 日本人と自己家畜化(日本人は主人を称賛する奴隷になりつつある;今の日本は危うい状態にある ほか)
第4章 自己家畜化の行き着く先(自己家畜化が進んだ未来で待ち受けるもの;コロナ禍がもたらしたプラス面に目を向ける ほか)
著者等紹介
池田清彦[イケダキヨヒコ]
1947年、東京都生まれ。生物学者、評論家、理学博士。東京教育大学理学部生物学科卒業、東京都立大学大学院理学研究科博士課程生物学専攻単位取得満期退学。山梨大学教育人間科学部教授、早稲田大学国際教養学部教授を経て、山梨大学名誉教授、早稲田大学名誉教授、TAKAO 599 MUSEUM名誉館長。メルマガ「池田清彦のやせ我慢日記」、VoicyとYouTubeで「池田清彦の森羅万象」を配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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