内容説明
歴史はどのような時に動くのか、歴史は繰り返されるか、日本史の特徴は何か…など、歴史の本質に正面から迫る本格対談。職場で上司・部下の関係にある二人は膨大な知識と教養を持ちながらも、それに拘泥することなく、また狭いタコツボに逃げ込むことなく、縦横無尽にユーモアを交えて語り合う。いわく、歴史は物のミカタである。いわく、歴史は神話化する。詳細は本文に譲るが、今に活かす「教訓としての歴史」も、堅苦しさを除外した「楽しめる歴史」も本書にはある。付録として、二人がすすめる書籍を掲載。歴史のおもしろさを味わいながら、豊かなミカタが身につく。
目次
第1章 歴史が動く時(歴史はどのような時に動くのか;源頼朝が乗った波 ほか)
第2章 歴史は繰り返されるか(反復して起こること;予測可能なことと不可能なこと ほか)
第3章 歴史の表と裏(秀吉が書いた、浮気の誓約書;秀頼は秀吉の子どもではない!? ほか)
第4章 日本史の特徴(日本史とヨーロッパ史は似ている;土地へのこだわり ほか)
第5章 時代で変わる英雄像(秀吉は大河ドラマの主人公になれない!?;関東史観と関西史観 ほか)
著者等紹介
井上章一[イノウエショウイチ]
国際日本文化研究センター所長。1955年京都市生まれ。京都大学大学院工学研究科修士課程修了。国際日本文化研究センター教授などを経て、現職。専門は建築史、意匠論。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞を受賞
磯田道史[イソダミチフミ]
国際日本文化研究センター教授。1970年岡山市生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了、博士(史学)。専門は日本近世史。『武士の家計簿』で新潮ドキュメント賞、『天災から日本史を読みなおす』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さつき
tamami
さきん
みこ
カレー好き