内容説明
アメリカと中国が鎬を削る現代。しかし、この米中二極体制の世界は終わりを迎える。なぜか。アメリカも中国も「大国」であり続けるためには“弱点”を抱えすぎているからだ。その代わり、この二大超大国を追い落とすようなニューパワーが目覚めている。彼らの成長を支えるのは資源であり、技術力であり、地政学的立地条件などだ。こうした「未来の大国」によって、10年後には世界の勢力地図が塗り替えられるだろう。そして人々の「国家」に対する価値観も変化する。いわば「超国家の時代」が出現しつつある。日本は新たな時代と世界に、どう向き合ってゆくべきなのか。
目次
序章 「未来の大国」とは何か(トランプ政権との蜜月は日本の安泰につながるか;「新しい時代の大国」を見抜く意味 ほか)
1章 これが「未来の大国」だ(北朝鮮―世界最大の地下資源が眠る;ベトナム―高度経済成長が続く親日国 ほか)
2章 世界覇権と「現在の大国」(アメリカは大国の資格を失いつつある;「強いドル」の終焉 ほか)
3章 日本の潜在力(資源国としての日本;技術はあるがビジネスが下手 ほか)
終章 超国家の時代(仮想国家、リベルランド;難民六五〇〇万人の時代、国家は対応できない ほか)
著者等紹介
浜田和幸[ハマダカズユキ]
国際政治経済学者。国際未来科学研究所主宰。1953年鳥取県生まれ。東京外国語大学中国科卒。米ジョージ・ワシントン大学政治学博士。米戦略国際問題研究所、米議会調査局等を経て、2010年参院選に立候補し当選。総務大臣政務官、外務大臣政務官兼東日本大震災復興対策推進会議メンバーとして、外交の最前線で活躍する。2020東京オリンピック・パラリンピック招致委員会委員も務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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