出版社内容情報
感じる言葉の辞典。
頭を冷やす、暗い部屋にパッと電灯がついたよう、耳にたこができる、釘をさす、ぷんぷん怒る……。すぐれた比喩は、新しいものの見方を開拓する。日本近代文学の選りすぐりの表現から、ふだんづかいの言い回しまで。その妙味を堪能しながら、日本人のユーモアと想像力のありかへ。
内容説明
煙のような声、ねっとりとした春、氷のかけらのような星、無防備な膝の裏、風に吹かれているような後ろ姿―。すぐれた比喩は、新しいものの見方を開拓する。日本近代文学の選りすぐりの表現から、ふだんづかいの言い回しまで。その妙味を堪能しながら、日本人のユーモアと想像力のありかへ。
目次
第1章 体ことばの慣用句(頭;顔 ほか)
第2章 イメージに描く慣用表現(愛嬌がこぼれる;お灸を据える ほか)
第3章 抽象観念も感覚的に(明暗;色彩 ほか)
第4章 喜怒哀楽を体感的に(歓喜;憤怒 ほか)
第5章 比喩イメージの花ひらく(光―光の澱;翳―夜の脈搏 ほか)
著者等紹介
中村明[ナカムラアキラ]
1935年9月9日、山形県鶴岡市の生れ。国際基督教大学助手、国立国語研究所室長、成蹊大学教授を経て、母校の早稲田大学教授となり、現在は名誉教授。日本文体論学会代表理事(現在は顧問)、高校国語教科書(明治書院)統括委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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