内容説明
偉大な天才か?たゆまぬ努力家か?「真の姿はこうだった!」経営・政治・人づくり。3人の教え子が明かす、巨人の素顔。
目次
経営の神様に学ぶ企業経営の原点(ウシオ電機会長・牛尾治朗)(真々庵での出会い;JCの講師に招く;都知事選立候補騒動 ほか)
松下幸之助から託されたもの(第九十五代内閣総理大臣・野田佳彦)(経営の神様との出会い;不安の中でのスタート;カリキュラムを自分たちで作る ほか)
振り返りたい、創業者の「思い」(連合総研理事長・古賀伸明)(大きな時代の転換期;松下幸之助と労働組合;私の考える労使関係 ほか)
著者等紹介
牛尾治朗[ウシオジロウ]
1931年、兵庫県生まれ。ウシオ電機株式会社を設立、代表取締役会長。長きにわたり、経済界の論客として活躍。経済同友会特別顧問。日本生産性本部名誉会長
野田佳彦[ノダヨシヒコ]
1957年、千葉県生まれ。千葉県議会議員を経験後、衆議院議員となる。財務大臣を経て、第95代内閣総理大臣。院内会派「社会保障を立て直す国民会議」代表
古賀伸明[コガノブアキ]
1952年、福岡県生まれ。全松下労働組合連合会会長から日本労働組合総連合会(連合)事務局長を経て、第6代の同会長。退任後、連合総研理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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nishiyan
12
松下幸之助の謦咳に触れていた牛尾治朗氏、野田佳彦前首相、そして直接触れてはいないものの松下労組出身である古賀伸明氏が幸之助の人となり、思想について語っている。牛尾氏は外部の、野田氏は松下政経塾生との、古賀氏は労組出身の視点である。幸之助との関わりの濃淡はあるにせよ、関わったことで得たものの大きさは変わらない。幸之助晩年の事業である政経塾は何かと話題になるが、かけていた思いは本物だったのではないだろうか。牛尾氏と野田氏の両者の筆から大平正芳元首相の名前が出たのは不思議でもあり、納得してしまうものがあった。2019/09/01
Masakazu Fujino
5
連合総研の古賀理事長から直接紹介されたので読みました。松下幸之助、相当おもしろい経営者だったのですね。牛尾治朗氏、野田佳彦氏、古賀伸明氏の三人がそれぞれ書いているが、中でもこの本をプロデュースした古賀氏の描いた部分が最も興味深かった。これをもっと膨らまして、古賀さんが一冊書いてみては如何?2019/08/27
数太郎
1
高度経済成長期を象徴する巨人松下幸之助氏の実像をゆかりのあった経済界の論客、元総理、元連合会長が語る。2025/06/16