内容説明
平成とはどのような時代だったのか。そして、令和はどのような時代になるのか―。『資本主義の終焉と歴史の危機』で歴史の転換を明示した水野和夫教授と、政権与党時の民主党ブレーンとして政治の内側を見てきた山口二郎教授が語り尽くす。まず、平成三一年間を六つの時代に分けて分析。そのうえで平成を総括し、今後を予測・提言する。見えてきたのは、日本が資本主義を“卒業”していく過程であり、政治が大きく変質・劣化していく様だった。歴史的に未知の領域に入ろうとしている現在の日本。両名の主張に刮目せよ。
目次
第1章 新時代への期待―バブルとベルリンの壁、二つの崩壊 1989~1992年
第2章 危機感漂う世紀末―相次ぐ企業破綻から金融危機へ 1993~1999年
第3章 熱狂する国民―小泉政権と同時多発テロ 2000~2004年
第4章 新自由主義の席巻―リーマン・ショックと格差社会 2005~2008年
第5章 「神話」の崩壊―政権交代と東日本大震災 2009~2011年
第6章 長期政権と右旋回―そして、安倍一強へ 2012~2019年
第7章 平成とは、どのような時代だったのか
第8章 これからの一〇年
著者等紹介
水野和夫[ミズノカズオ]
法政大学教授、博士(経済学)。1953年生まれ、早稲田大学政治経済学部卒業、埼玉大学大学院経済科学研究科博士課程修了。三菱UFJ証券チーフエコノミスト、内閣官房内閣審議官などを経て現職。専門は現代日本経済論
山口二郎[ヤマグチジロウ]
法政大学教授。1958年生まれ、東京大学法学部卒業。同大学法学部助手、北海道大学法学部教授、オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ客員研究員などを経て現職。専門は行政学、現代日本政治論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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