出版社内容情報
宮崎 学[ミヤザキ マナブ]
著・文・その他
内容説明
1915(大正4)年、港湾荷役労働者の組織として神戸に誕生した山口組。有名な「菱形に山」の代紋は、この結成当時からのものである。それから103年―最盛期には準構成員を含めて「4万人軍団」と評された日本最大・最強のヤクザ組織は、「山口組」「神戸山口組」「任侠山口組」と三分裂するに至る。この間、三代目組長・田岡一雄による勢力拡大、大規模な内部抗争(山一抗争)、暴力団対策法と暴力団排除条例の施行など、組織の姿は時代とともに移ろってきた。著者は山口組の足跡を丹念に辿り、戦前から戦中、戦後にわたる日本の“もうひとつの姿”を描き出す。
目次
第1章 山口組の黎明―近代ヤクザは労働者の組織から始まった
第2章 終戦と高度成長と田岡一雄―三代目襲名から全国制覇への道のり
第3章 史上最大の抗争―四代目射殺事件は、なぜ起きたのか
第4章 排除されるヤクザ―渡邉芳則五代目と暴対法施行
第5章 異様な時代―司忍六代目は、山口組の置かれた状況をどう捉えたか
第6章 三つの山口組―分裂問題の行方と、平成の終わり
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1945年、京都府生まれ。早稲田大学中退。父は伏見のヤクザで土建業を営む寺村組組長。早稲田大学在学中は学生運動に没頭し、共産系ゲバルト部隊隊長として名を馳せる。週刊誌記者を経て実家の建築解体業を継ぐが倒産。半生を綴った『突破者』で衝撃デビューを果たし、以後旺盛な執筆・言論活動を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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