内容説明
「日の丸」「星条旗」「五星紅旗」「太極旗」―。それぞれの国旗には、それぞれの物語がある。本書は古代の紋章から説き起こし、中世から近世、そして現代に至るまで、各国の国旗の成り立ちや移り変わりを掘り下げ、まったく新しい世界史理解を提供する。
目次
第1部 国旗についての基礎知識(古代の旗やシンボル;周の白旗が最古の国旗か;紋章学の発達から国旗の時代へ;シンボルは人間と文化の基本;「旗」という文字 ほか)
第2部 国旗が語る歴史的瞬間(世界に冠たる「ユニオン・ジャック」完成 一八〇一年一月一日;出島―世界でほぼ唯一、オランダ国旗が翻っていた場所 十九世紀初頭;オランダ国旗で偽装した英艦が長崎湾に侵入 一八〇八年一〇月四日;アメリカ国歌「きみ見ゆるや星条旗」の秘密 一八一二年九月一三日;英国旗焼却から起こったアロー号事件 一八五六年一〇月八日 ほか)
著者等紹介
吹浦忠正[フキウラタダマサ]
1941年、秋田市生まれ。早稲田大学大学院政治学科修了。現在、NPO法人世界の国旗研究協会会長兼理事長、NPO法人ユーラシア21研究所理事長、朝日新聞社フォトアーカイブ担当アドバイザー、法務省難民審査参与員。オリンピック東京大会(1964)組織委員会国旗担当専門職員、長野冬季オリンピック大会(1998)組織委員会儀典担当顧問、埼玉県立大学教授を歴任。「国旗と儀典の専門家」として知られ、国旗関連の著作は45点以上にのぼる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
氷柱
bittersweet symphony
しまちゃん
nobo
神谷孝信