出版社内容情報
田中 隆之[タナカ タカユキ]
内容説明
日本独自の業態として戦後復興期や高度成長期の日本経済を牽引、オイルショック・バブル崩壊・リーマンショックに衰微することなく、諸外国の研究により育成された同業他社にも勝利した総合商社。本書は、その「強さ」に迫り、日本企業の「次」を探るものである。具体的には、一九七〇年代より問われている「総合商社とは何か」「なぜ日本にだけ存在するのか」を考察し、二〇〇〇年代以降の「投資会社化」や「今後も存続するのか」「どこへ向かうか」を明らかにしていく。総合商社が今世紀はじめに復活を遂げるにあたって行なった経営改革とビジネスモデルの変革は、多くの日本企業に“気づき”を与えるだろう。
目次
第1章 総合商社、近年の大変化(総合商社の投資会社化;総合事業運営・事業投資会社 ほか)
第2章 商社の歴史・戦前―総合化と投資活動(戦前の商社について;江戸時代の貿易 ほか)
第3章 商社の歴史・戦後―総合商社の成立と展開(戦後の復活;国営貿易下の商社 ほか)
第4章 総合商社の特殊性(世界での位置づけ;なぜ欧米の商社は総合商社化しなかったのか ほか)
第5章 総合商社の「次」なる形(資源価格急落の衝撃;今後の業界地図 ほか)
著者等紹介
田中隆之[タナカタカユキ]
専修大学経済学部教授、博士(経済学)。1957年、長野県生まれ。1981年、東京大学経済学部卒業、日本長期信用銀行入行。同行調査部ニューヨーク駐在、市場企画部調査役、長銀総合研究所主任研究員、長銀証券投資戦略室長チーフエコノミストなどを経て、2001年より現職。2012年より1年間、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院客員研究員。専門は日本経済論、財政金融政策(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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k5
トラッキー
Mc6ρ助
Keizy-soze
セイタ