内容説明
人類が国家という装置を作ってから、数々の興亡が繰り返されてきた。そして、多くの国や地域を従えた覇権国家が生まれた。それらの国々はどのようにして興隆したのか、その力の源泉は何か、そして、何ゆえ衰退あるいは滅亡したのか―これらの問いに、文明・歴史の通暁するふたりの学者が挑んだ。国内外に難問が山積する、現在の日本。日本はこのまま衰退するのか。そして、われわれ日本人は何をすべきか。本書では、蓄積された歴史から導き出された「解」を提供する。
目次
序章 国家繁栄と覇権の条件
第1章 ローマ―世界帝国の典型
第2章 スペイン、オランダ―海上覇権と貿易
第3章 イギリス―工業技術による産業立国
第4章 アメリカ―実験国家、人工国家の活力
第5章 中国―覇権国家になりうるか
第6章 日本―これから歩むべき道
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
上智大学名誉教授。1930年生まれ。上智大学文学部、同大学院修士課程修了後、ミュンスター大学へ留学。同大学より哲学博士号、名誉哲学博士号を授与される。オックスフォード大学研究生を経て、上智大学教授。専門の英語学・言語学のほか、文明・歴史批評においても幅広い活動を展開する
本村凌二[モトムラリョウジ]
早稲田大学国際教養学部特任教授、東京大学名誉教授。1947年生まれ。一橋大学社会学部卒業、東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。専門は古代ローマ史。『薄闇のローマ世界』でサントリー学芸賞、『馬の世界史』でJRA賞馬事文化賞、一連の業績にて地中海学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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