内容説明
「点線国道」「港国道」「海上国道」から、「国道1号」「第三京浜」まで…どの国道にだって、過去や秘密がある。
目次
第1部 列島ぐるっと、国道の謎(本州最北にある「階段国道」;なぜ神戸に、日本一短い国道があるのだろう?;全国にある「港国道」;長大な「海上国道」;国道一号をめぐる国道史 ほか)
第2部 愛すべき国道たち(津軽・龍飛崎の「階段国道」―国道三三九号(青森県)
港町・神戸にある日本最短国道―国道一七四号(兵庫県)
漁港へ向かう国道―国道一七七号(京都府)
米軍基地につながる「港国道」―国道一八九号(山口県)
「海上国道」にあった巨大ロータリー―国道五八号(沖縄県) ほか)
著者等紹介
松波成行[マツナミシゲユキ]
1970年、東京都生まれ。国道愛好家(いわゆる「国道男」)。本業はケミカルエンジニア(デバイス開発研究者)。北海道大学工学部合成化学工学科卒業。地球環境科学博士。95年に自転車で日本一周を完了。その翌年より、インターネット上で「日本の道」を公開し、ライフワークとして「国道」を究める日々(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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takaC
42
国道友だち松波さんの著作。いろいろ満足。幸せ。そうさ、自分も彼の言う「マニアたち」の一人。2014/06/28
niisun
14
国道マニアの方の書かれた本だけあって、かなりニッチなところを攻めてますねぇ。 実は、都道を片っ端から歩いて写真を撮ることを趣味にしていた“隠れ道路マニア”な私も、著者のこだわりどころを、「わかるわかる♪」と、ほくそ笑みながら読ませて頂きましたw ただ、マニアックな部分だけでなく、近代国家へと歩みだした明治大正期の国づくりなど、国道の指定や整備の背景が面白く描かれていて、とても楽しめました! まあでも、さすがに終盤の、「自動車専用道路」「高速道路」「有料道路」の関係性は、素人には難しすぎる気がしますけどね。2015/05/11
あらあらら
5
階段国道だけで1冊書けそう。酷道は少しずつ減ってる。廃線ならぬ旧道巡りも面白そう2014/12/05
9
4
以前、著者が出演されている国道の番組を見て、とても興味を持った。ただ面白い国道があるというだけではなく、その歴史的背景や法律政治にも絡めた話で大変面白かった。知っている道や場所なら猶更。明治の話はちょっとした浪漫。緑看板の無料国道の謎の辺りは、同様の道に疑問を持っていたので面白かったんだけど、かなり難しかった。行政って複雑。自分の周りの疑問に思っている有料道路とか、より興味が出てきたな。国にとっての道のあり方であるとか、ただ酷道とか面白がるのではなくて、一歩踏み込んだ視点を与えてくれる良書。2017/02/07
はすのこ
3
国道ガイドブック。2016/01/19