著者等紹介
村山早紀[ムラヤマサキ]
1963年長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 評価
柊文庫本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
61
文庫が出始めた頃、何冊か読み、久々に再会できたシリーズ。続きがどこからなのか不明でしたが、図書館でハードカバーを見つけて、この巻から読むことにしました。長いブランクなので本も成長したのですね。さて「空の童話」という作中の本でつながる物語。いつでも都市伝説のように「コンビニたそがれ堂」がそこにある。打ちのめされた人にもやさしく、コーヒーを勧めてくれたり、探し求めていた本を置いている不思議な店。私にとっての「空の童話」は、さてどの本だろう。遠い記憶から呼び覚ましても、果たして今読むことができるのだろうか。2021/02/21
ゆっき
19
コンビニたそがれ堂シリーズ第四弾。児童書『空の童話』が小道具になる物語で、主人公も漫画家、編集者、書店員という本にまつわる職業でどの話もとても良かったです。心が温かくなったり、壮大な冒険があったり、いつもと異なる趣向で楽しめました。2020/08/10
Urso
18
今回は本にまつわるお話。こどもの時、本がたくさん集まる場所、本屋さんとか図書館とかって現実とは別世界みたいに感じたな。わたしにとっての“空の童話”ってなんだったかなあ。2019/06/15
かず1号
6
いつもの様に風早三郎が優しく人を見まもるのだが、他にも人類を守る存在が明らかになる。 4編の短編からなるのだが共通するのが「空の童話」という児童書。 今回筆者の他の本のことがチョコっと出てくるのだが、読んでない本がありどこだかわからないのが悔しい。 ちょっとヒヤヒヤする所はあるが、全体的には今までの様に楽しくほのぼのとした読み心地です。2021/11/13
依音@いおん
4
児童書・児童文学・「空の童話」で繋がるちょっとSFちっくで優しい物語でした。私の中にも小さい頃に読んだ本達、今も読み続けている本達の言葉が息づいているんでしょうねwどこか懐かしくて、切なくなって、村山先生の本を読むと必ず出会う涙と再会しました(笑)ほんと好きだなぁ。2017/03/15