内容説明
突然死を避ける正しい方法とは何か。突然死の原因になるのが不整脈。不整脈には、脈のリズムが不規則になる「期外収縮」、極端に遅くなる「徐脈」、逆に極端に速くなる「頻脈」などいくつかの種類がある。突然死につながる不整脈は、徐脈や頻脈のなかにある。自覚症状があったり、健康診断や人間ドックで不整脈を指摘されたら、それが「とりあえず心配のない不整脈」か、それとも「危険な不整脈」かを病院で検査してもらおう。診断さえつけば、たとえ危険な不整脈であっても、薬による継続治療や、「カテーテルアブレーション」という根治療法、小型軽量化している埋め込み式の除細動器やペースメーカーによる治療などの効果的な対処法がある。
目次
第1章 不整脈とは何か
第2章 心臓と不整脈
第3章 不整脈の種類と症状
第4章 不整脈の検査
第5章 不整脈の治療
第6章 不整脈の薬物治療と副作用
第7章 不整脈に対応するための日常的な注意
付録 いざというときの救急法
著者等紹介
早川弘一[ハヤカワヒロカズ]
1935年、小樽生まれ。日本医科大学大学院修了後、米国ロサンゼルスのシーダーズ・サイナイメディカルセンター心臓病科に留学。帰国後、日本医科大学教授を経て、1995年に学長に就任。現在、四谷メディカルキューブ院長・理事長。日本内科学会、循環器学会、集中治療学会など、数多くの学会の評議員・理事を歴任している。わが国の不整脈研究の第一人者で、現在も的確な診断と治療に努めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。