内容説明
本書では、高価な器具を用いずに、車いす、手づくりのキット、スマフォアプリを駆使して、移動や見え方、聞こえ方の違いを自ら体験し、考察する。マニュアルの根拠を確認し、それを超えたバリアのない環境をつくり出す力を身に着けるためのワークブック。
目次
第1章 運動・移動と環境―「車いす」から歩行環境を考える(車いすのイメージをスケッチしてみる;車いすの種類と各部名称を知る;車いすのスケッチからわかること ほか)
第2章 視覚・視力と環境―障害による見え方の違いを体験する(照度と輝度の違いを知る;照度と輝度をどう区別するか;室内のさまざまな場所の照度・輝度をはかる ほか)
第3章 聴覚・聴力と環境―音の聞こえ方の違いと騒音を体験する(音の基本と聴覚メカニズムを知る;聴覚障害を体験する;聴力をはかる ほか)
著者等紹介
八藤後猛[ヤトウゴタケシ]
博士(工学)、一級建築士。1956年東京都北区生まれ。1979年日本大学理工学部建築学科卒業。1981年日本大学大学院理工学研究科博士前期課程建築学専攻修了。国立職業リハビリテーションセンター研究部研究員、障害者職業総合センター適応環境担当研究員を経て、日本大学理工学部まちづくり工学科教授。日本建築学会男女共同参画推進委員会委員、日本福祉のまちづくり学会会員(理事、関東甲信越支部長)、日本人間工学会会員(評議員)、日本リハビリテーション工学協会会員SIG住まいづくり幹事、こども環境学会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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