内容説明
1950年代から60年代にかけて460件もの住宅を設計したRIA=建築綜合研究所。大量設計を支えたのは、組織による設計方法の確立やテーマの共有だった。そして彼らはコンピューターの利用も図る。時代を先駆けた住宅設計の取り組みを、中心メンバーによる解説、雑誌記事の再録、貴重な発掘資料などから明らかにする。
目次
第1章 一九五三‐六九 RIA住宅の時代(再録 住宅とRIA;再録 建築家は住宅設計で生きられるのか;再録 組織)
第2章 チームによる設計という挑戦(プランニングコンペ;平面、架構、壁;再録 予測―建築家の行動限界;論考 真摯な姿勢からの出発―RIAによる一九五〇‐六〇年代の住宅づくりの様相)
第3章 大量需要にこたえるために(RIAホームカウンセラーズ;コンピューター利用のシステム;対談 DACシステムについて;再録 再び住宅に挑む建築家の進路;論考 集団設計の今日的な意味―RIAによる大量設計システムの批評性)
第4章 RIA住宅平面図集