内容説明
「建築文化」1971年8月号特集「日本の広場」待望の復刻。かつて日本の広場はこんなに元気だった!広場のもつ熱いエネルギーを再考する。
目次
1章 広場論(広場の歴史;日本の広場の物的特性 ほか)
2章 広場のパターン(寺院境内;神社境内 ほか)
3章 広場化のアクティビティ(買う;詣でる ほか)
4章 ケース・スタディ(銭洗弁天;高山陣屋前 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Wonoken
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日本の広場のルーツや、昭和・平成初期の広場のかたちが開設されていた。2021/08/19
阿部
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日本の広場は「広場化」によって生成されるということと、広場化の要因を大胆に描いた点に功績があると思う。歴史上の広場の記述では芸能活動が大きな意味をもっていたが、現代の広場になるとそれがぱたっとなくなる。それは、吉見氏が「都市のドラマトゥルギー」でいうように「互いが演じ、観られる環境」になったからなのか、なんなのか。竹の子族やストリートミュージシャンから広場を考えていくこともできると感じた。2021/01/26