内容説明
さんびきのねずみのまえにとつぜんあらわれたおおきなねこ。にゃーご!…ところが、ねずみたちは「いっしょにももをとりにいかない?」とねこをさそって…。
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
173
通院先(精神科)の待合室の本。 「みなさん、これが猫です。猫に出会ったらすぐに逃げてください。でないとあっという間に食べられてしまいます」大丈夫です。猫様はすぐにねずみを食べませんよ。ゆっくりじわじわ嬲り殺してから食べるのです! そして、いるいる!授業を聞かない3匹のねずみさんみたいな子ども。そして授業を聞かないことから始まるやさしさ(無知のやさしさ?)というのも存在するものなのですね。世の中には不必要なものはないというメッセージでしょうか?2018/08/18
匠
150
表紙に猫とネズミ、そして宮西さんの作品、とくればもうおなじみの捕食者と純粋無垢な被食者のお話だ。肉食と草食の恐竜が猫とネズミになっただけ。と内心思いつつも、悔しいほどに引き込まれるんだな。無邪気なネズミたちがあまりに可愛く、単純で実は小心者な猫も面白く。絵のタッチも、ティラノザウルスシリーズよりこっちのほうが好みだ。そして深読みすれば、最初のページに描かれているこの3匹のネズミたちが実は、優等生じゃないってところが案外ミソだったりするのかも。2014/08/26
masa@レビューお休み中
124
図書館でふと気になって読んでみた絵本。宮西さんの絵本って、しんみり、じんわりする物語も好きだけど、やっぱりこういうコミカルで笑える話も好きだなぁ。こんな顔のネコを見たら注意しましょうという話を聞いていなかった、三匹の子ネズミたちの物語です。「ニャーゴ」と突然大きなネコが目の前に現れても…彼らは微動だにしないどころか、一緒になって行動してしまうんです。出鼻をくじかれたネコと、何の気構えもない子ネズミたちの珍妙でいて、ちょっとハラハラする物語です。読んでいると、固定概念って何なんだろうって思ってしまいますね。2016/09/27
Kawai Hideki
102
ネコが怖いものという先入観がないネズミ三匹と、そのネズミたちを食ってやろうと襲いかかろうとしたネコのスリリングかつハートウォーミングな物語。この3匹のねずみ、長生きしてもらいたいものだ。2016/01/30
yomineko@ヴィタリにゃん
77
教科書の教材にもなっている大好きな作品だけど、小さい時に絵本で読んだ事がある!桃が~🍑🍑🍑猫は怖いと注意している先生の話を聞いていない3匹のネズミたち。でっかい猫がにゃ~ごと威嚇して登場するもネズミたちは意味分からず「誰?」と冷静に聞くw「たま」だと真面目に答える猫w一緒に桃を取りに行こうと誘われネズミと桃一石二鳥とほくそ笑む「たまおじさん」だが、、、絵がとっても可愛くて桃もおいしそう🍑🍑🍑2023/08/25