出版社内容情報
かつて中央政権入りしたい一念から貧乏な領地に転封してまで老中となった水野越前守忠邦。筆頭老中として新将軍家慶の信任を得ると、権勢を誇った前将軍家斉の寵臣・側用人水野美濃守を突如解任、そこから天保の改革が始まった──。貨幣経済の進展で商人が栄華を誇り武士が経済的に没落したなか、その窮状を脱するべく立てた改革だったが、その内容は、豊かになった人々にはあまりに厳しいものであった。忠邦の右腕・鳥居耀蔵は、改革を進めるため、そして自らの野望のため、策謀をめぐらしていく──。天保の改革と、その裏に渦巻く権謀術数の世界を描く時代長編。
内容説明
かつて中央政権入りしたい一念から貧乏な領地に転封してまで老中となった水野越前守忠邦。筆頭老中として新将軍家慶の信任を得ると、権勢を誇った前将軍家斉の寵臣・側用人水野美濃守を突如解任、そこから天保の改革が始まった―。貨幣経済の進展で商人が栄華を誇り武士が経済的に没落したなか、その窮状を脱するべく立てた改革だったが、その内容は、豊かになった人々にはあまりに厳しいものであった。忠邦の右腕・鳥居耀蔵は、改革を進めるため、そして自らの野望のため、策謀をめぐらしていく―。天保の改革と、その裏に渦巻く権謀術数の世界を描く時代長編。
著者等紹介
松本清張[マツモトセイチョウ]
明治42年(1909年)福岡県北九州市(現)に生まれる。昭和28年(1952年)「或る『小倉日記』伝」で第二十八回芥川賞を受賞する。その後、『ゼロの焦点』『砂の器』などの作品がベストセラーとなり、社会派推理小説ブームが起こる。時代小説もてがけ、日本の古代史にも強い関心を示し、多数の著作を遺している。平成4年(1992年)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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