内容説明
童話には「生きる」の“だいじ”が詰まっている。きっと、みんなが読んだはず…あの場面、あのフレーズ!厳選の名作童話、その魅力と真髄を上田信道が解説。浅生ハルミンの「ふむふむ」のイラスト&文。
目次
この蜘蛛の糸は、己のものだぞ―「蜘蛛の糸」芥川龍之介
ほしくってほしくってたまらなくなってしまった―「一房の葡萄」有島武郎
さあ、お前は行くのだ―「赤い蝋燭と人魚」小川未明
さあさあおなかにおはいりください―「注文の多い料理店」宮沢賢治
ちょいと、いたずらがしたくなった―「ごん狐」新美南吉
だれにもいうなよ。だまってろ―「おしゃべりなたまごやき」寺村輝夫
見ろォアンちゃんのツラァーッ!―「ベロ出しチョンマ」斎藤隆介
シャボン玉のはじけるような、小さな小さな声―「白いぼうし」あまんきみこ
ね、おとうさん、そうでしょう―「ウーフはおしっこでできているか??」神沢利子
こいつ、なんだって、やたらにひとのものをそめたがるんだろう―「きつねの窓」安房直子
著者等紹介
上田信道[ウエダノブミチ]
1953年大阪生まれ。大阪教育大学大学院修士課程修了後、高校教諭、大阪国際児童文学館主任専門員などを経て、岡崎女子短期大学教授、岡崎女子大学子ども教育学部教授(~2019年3月)。季刊「児童文学資料研究」の刊行により日本児童文学学会賞特別賞を共同受賞(’99)
浅生ハルミン[アサオハルミン]
1966年、三重県生まれ。イラストレーター、エッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。