出版社内容情報
山頭火は私たちに何を遺したか。山頭火は私たちに何を遺したか。時空を超えて、あらためて山頭火という人を捉えたとき、彼が残してくれた確かなものが一筋の光となって見えてくる。困難にぶつかり、くじけそうになった時、孤独でさみしい時、つらい時、悲しい時、生きていくことが虚しいと思った時。
山頭火の句は、心にぽっと灯りをともしてくれる。
1.一人の自分を見つめる
2.水のごとく生きる
3.死をうてい生へ歩む
4.しぜんとともに暮らす
5.ふるさとを想う
種田山頭火[タネダサントウカ]
著・文・その他
山頭火ふるさと館[サントウカフルサトカン]
編集
目次
一人自分を見つめる
水の如く生きる
「死」をうたい「生」へ歩む
自然とともに暮らす
ふるさとを想う
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
20
山頭火。漂泊という言葉が浮かぶ。しかし、その根本にあるのが、生きるということ。生きるためには、あるがままの目線でものを見て受け入れるということ。形式とかは関係なく、表現したいままであること。2019/01/25
しらたま
4
図書館本。人生に行き詰まるとと山頭火の句を読みたくなる。「さみしい」という言葉をこの本の中で何回も目にしたので、彼の孤独の深さに少し触れられたように思えた。その中でも、「私は私だ」と前へ進もうとする彼の句にも勇気づけられた。2023/11/12
私的読書メモ3328
2
首を捻る出来でした。無意味としか思えない空白の多さ、分類方法によって類似作を連続して読まされる構造、変にお洒落な背景の模様や文字の配置など、すべてがマイナス方向に作用しているように感じました。しかし、それはそれとして、私には自由律俳句はわからないですね。2019/04/16
もなみ
1
物語や情報から離れた「ことば」の強い力を感じたくて、詩か句が読みたいと思い、昔なんとなく心に残っていた種田山頭火の本をチョイス。句の数が多いと流れ作業になって一句一句に向き合わなくなるし、解説が多いのも「ことば」を味わうには不向き。この本は句の数・レイアウトも含めて丁度よく好きでした。ただ不満点は「分け入っても分け入っても青い山」がない。一番メジャーな句だと思うがなんで入ってないんだろう。入れてほしかったな。2022/11/16
ロバーツ
1
種田山頭火の全集を読んでみたい。2021/02/07