内容説明
晶子の童謡は慈愛に満ちあふれ、自分の子に対する強く深い愛情を思わせる。少女の詩には、洗練された言葉の裏に人間の憂いが覗き始める。詩篇は晶子の人生の場面を切り取り、みずみずしく蘇らせている。ほかに校歌、歌曲として愛された作品、付録に晶子式“子育て論”を紹介。
目次
童謡(大正五~昭和八年)(子供の踊;花子の目 ほか)
少年少女詩(明治四二~昭和九年)(箪笥;神戸にて ほか)
我が子詩(明治四二~昭和四年)(母ごころ;片時 ほか)
校歌(共立薬科大学;品川女子学院 ほか)
歌曲(君死にたもうことなかれ;夜 ほか)
附録(晶子の随筆より)(私の宅の子供;光の病気 ほか)