春陽文庫<br> 赤外線男 他6編

春陽文庫
赤外線男 他6編

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  • サイズ 文庫判/ページ数 299,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784394389019
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

海野十三の名は今日、“日本SF小説の父”として記憶されているに違いない。だが、十三が小説を発表しだした昭和の初期にはまだ、“空想科学小説”という名称すら一般的ではなかった。したがって、十三は探偵文壇の一員として創作に励み、自身の探偵小説を“小説の衣を着た通俗科学技術なのである。これが非常に面白と自薦するのではないが、日本の小説界なり科学技術界には、かうしたものが欠けてゐる”のを不満としてやがて変貌していく。その海野十三と小社との縁は深く多くの著書を刊行しているが、本書『赤外線男』は昭和八年六月の刊で、『新青年』でのデビュー前の作品である「三角形の恐怖」をはじめ、名探偵帆村荘六が活躍する表題作まで全七作を収録して、そのエッセンスに満みた一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホームズ

9
海野十三は初めて読んだ。古い作品ってことで大目に見てあげてくださいという感じが(笑)表題作の『赤外線男』では江戸川乱歩の『陰獣』と甲賀三郎の作品でネタバレしてますけど(笑)2012/01/28

来古

1
「盗まれた脳髄」「電気看板の神経」「幸運の黒子」「夜泣き鉄骨」「三角形の恐怖」「西湖の屍人」「赤外線男」2021/04/10

MIRACLE

0
「盗まれた脳髄」「電気看板の神経」「幸運の黒子」「夜泣き鉄骨」「三角形の恐怖」「西湖の屍人」「赤外線男」(解説・山前譲)。「鉄骨」「西湖」がよかった。2016/11/05

小林ミノリ

0
日本のSF小説の祖のひとりである海野十三の短編集、探偵小説の括りではあるが、科学的な知識をベースとしたトリックやギミックを駆使した異端の娯楽小説、帝都に萌える奇人にお勧め。

hanna

0
再読。のほほんとしてる感じが良し。この時代の探偵小説って面白い。2013/09/20

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