出版社内容情報
無数の名をもつやせた男と、連続する奇々怪々な事件。名探偵・明智小五郎の明推理はいかに。影男。その正体は、速水荘吉・綿貫清二・鮎沢賢一郎・殿村啓介・宮野緑郎と無数の名をもつやせた男。さらに小説家としては佐川春泥という名で知られ、その執筆する怪奇異風の小説は世にもてはやされていた。このふしぎな男は何をもくろむのであったか。どんな人間も持っているヒミツの裏側を探求するのが影男の目的であった。連続する奇々怪々な事件。名探偵・明智小五郎の明推理はいかに。
江戸川乱歩[エドガワランポ]
著・文・その他
落合教幸[オチアイタカユキ]
監修/解説
内容説明
犯罪小説家の佐川春泥は、速水、綿貫などいくつもの名前を持ち、「影男」として裏の世界で動いていた。彼は人間の裏側にある秘密を探ることを好み、それを利用して、ときに大金をゆすり取っていた。そんな彼に奇妙な組織「殺人請負会社」が顧問になることを提案する。これに応じた影男は後味の悪さから同組織と距離を置く。それと前後して不思議な老人と出会い、地下空間に作られた壮大なパノラマへと案内される!
著者等紹介
江戸川乱歩[エドガワランポ]
1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和2年までに「D坂の殺人事件」「人間椅子」「パノラマ島奇談」などを執筆する。休筆を挟んで「陰獣」「芋虫」「孤島の鬼」などを発表。昭和4年の「蜘蛛男」より娯楽雑誌に長編を連載、「魔術師」「黄金仮面」「黒蜥蝪」など。昭和11年から「怪人二十面相」を少年倶楽部に連載、少年探偵シリーズは晩年まで続く。同時期から評論も多く手がけ、「鬼の言葉」(昭和11年)「幻影城」(昭和26年)などにまとめられる。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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いたろう
takaya
白いカラス
ひつ
KN/時間が取れないのでただ今記録のみ
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