出版社内容情報
音楽教育に欠かせない音律の知識。純正律でこそ美しい演奏ができる。伝統的な移動ド唱法を推奨する著者の総決算。
内容説明
「53分割法」のコンマ値による純正律教育のすすめ。純正音程の使用を強調するヘルムホルツの考察を援用しつつ、あるべき音楽の姿をめざし伝統的な「移動ド」教育システムに学ぶ。
目次
音律論への序―「純正律」と「平均律」はどこでどう違うのか
音律論:ソルミゼーションの探究―伝統的な「移動ド」教育システムに学ぶ(なぜ『退け、暗き影「固定ド」よ!』と叫ぶのか;積極的に純正律教育を目指す伝統的な「移動ド」教育システムに学ぶ;「旋法」とはなにか;規則「三全音はファ‐シ」について)
付論1 純正律のために戦うヘルムホルツ
付論2 ボザンケの純正律オルガン その手鍵盤について論ずるヘルムホルツ
著者等紹介
東川清一[トウカワセイイチ]
1930年生。音楽学者。東京藝術大学楽理科卒業。アレキサンダー・フォン・フンボルト財団給費留学生としてケルン大学音楽学研究所に留学。東京学芸大学教授、東海大学教授を経て、東京学芸大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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