進化するモーツァルト

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  • サイズ B6判/ページ数 267,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393937686
  • NDC分類 762.346
  • Cコード C0073

出版社内容情報

モーツァルト生誕250年記念シンポジウムの講演集。天才作曲家という枠では捉えきれないその諸相を、多角的に紹介。

内容説明

天才作曲家という枠を超え、変容し続けるモーツァルト。現代におけるモーツァルト研究の最前線その諸相を「受容」「創造」「資料」の視座から多角的に捉える、第一級の論考集。

目次

モーツァルト受容の諸相(二〇〇六年の視点から見たモーツァルト受容史;音楽祭創設以前のザルツブルクのモーツァルト受容;モーツァルトとヴィーンの聴衆 ほか)
創造の糧として(モーツァルトとメンデルスゾーン―『ジュピター』のピアノ連弾用編曲をめぐって;リストがとらえたモーツァルト像;二十世紀ヨーロッパ音楽におけるモーツァルト受容)
資料研究の視座(ラノワ・コレクションのモーツァルト資料;日本のモーツァルト伝承―前田育徳会所蔵のスケッチを中心に)

著者等紹介

樋口隆一[ヒグチリュウイチ]
1946年東京生まれ。慶應義塾大学大学院修士課程修了。ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生としてドイツ留学。シュトゥットガルト聖マリア教会代理合唱長、ゲッティンゲン・バッハ研究所客員研究員を歴任。『新バッハ全集』における教会カンタータ校訂の業績により、テュービンゲン大学哲学博士(音楽学)。現在は、明治学院大学文学部芸術学科教授。音楽文献目録委員会委員長。DAAD友の会会長。日本アルペン・ベルク協会常任理事。第3回京都音楽賞評論研究部門賞、第2回辻荘一賞受賞。『バッハ』『バッハ・カンタータ研究』『バッハ探究』『バッハの四季』『バッハから広がる世界』など著書多数。ザールブリュッケン国際バッハ・ピアノコンクール名誉評議員、第2回パリ国際オルガンコンクール審査員、ヴィーン大学音楽学研究所客員研究員として国際的に活躍。1994年、指揮活動も再開。2000年、明治学院バッハ・アカデミーを設立、芸術監督として活躍。2006年、同合唱団を率いてライプツィヒ国際バッハ音楽祭出演。2002年、オーストリア学術芸術功労十字章受章。2007年より国際音楽学会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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