出版社内容情報
ある中年男がチェロをはじめ，なかなかうまくならないで苦労し，試行錯誤を経て“音楽する”ことの醍醐味に達する話。アマチュア音楽家へ勇気をもたらすドキュメント。
内容説明
一念発起、チェロをマスターするまでの試行錯誤の日々。音楽すること、アンサンブルの醍醐味を率直に語る。これから楽器を学ぶ方、アマチュア音楽家への勇気づけのメッセージ。
目次
私の一週間
音楽の思い出
スウィングに魅かれて
ランダース先生
憧れのジャズメン
ベートーヴェンのとりこになる
楽典の謎を解く
最初の試み
チェロを始める
大人の有利な点
演奏と学習
アンサンブルと醍醐味
身の回りを片づける
著者等紹介
ホルト，ジョン［ホルト，ジョン］［Ｈｏｌｔ，Ｊｏｈｎ］
１９２３年‐１９８５年。著述家、教育家、講演家、アマチュア演奏家
松田えり子［マツダリエコ］
国立医薬品食品衛生研究所室長薬学博士。京都大学交響楽団等でヴィオラを弾く。現在、狛江フィルハーモニー管弦楽団（東京都）所属。日本アマチュア演奏家協会（ＡＰＡ）会員
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もよ
14
基本的に時系列に従った「自伝」。日本語の副題の通りに受け取ると、楽器どころか音楽から離れている期間の記述が結構長いので戸惑うが、原題に立ち返ると、楽器演奏についてというよりは、教育・学習に関しての本なのだと納得。無理にまとめようとしてないので、すごく読みやすいというわけではないが、真摯な印象を受ける良い本でした。2017/05/05
うな坊
1
やっぱり有意義な本。2012/04/29
うな坊
1
名著再読。チェロだけでなく、他の楽器を学ぶ人にも有益な本。指導者も読む必要あり。私にとっては、どうやって学んでいくべきかの指針となった。指導者の言いなりにならず、いかにして主体的に学んでいくかを教えられた。この本が現在絶版というのが無念。2010/06/20
moriya-man
0
Too be lateかもしれん・・・(T_T)2016/02/01
ヨシユキ
0
私は楽器のレイトスターターなので参考になるような本を探してて見つけました。 チェロを楽しむ方の自伝です。 少年青年期に音楽、楽器に縁がない、といいながらも合唱やフルートを経験されている。海軍勤務時代に潜水艦に乗り、ヨーロッパにも参戦されていて、帰国後は学生教育等に携わられていた方のようです。 ４０歳でチェロに着手、しばらく中断するが再開し、室内楽やオーケストラに参加された。レイトスターターな自分にも刺激をくれるかなと取り寄せました。 チェロを再開後には１日４～５時間の練習を欠かさず、情熱と集中力で2011/05/20
