出版社内容情報
どんな微少な生物にも自然現象にも、生命を支える波動や周期でつながるリズムがある。演奏における微細な振動の音色やヴィブラートも曲全体に影響し、音楽を美的に形作る。長年の演奏・指導経験から自然リズムでデザインする演奏法を実践してきた美的演奏の理論。
目次
第0章 アウフタクト
第1章 音楽のちから
第2章 リズムは形の流れ
第3章 音楽のエロティシズム
第4章 拍と拍子
第5章 色彩リズム
第6章 音のピッチ
第7章 純正律と平均律
第8章 演奏における変容リズム
終章 ふたたびアウフタクト
著者等紹介
藤原義章[フジワラヨシアキ]
ヴィオラ奏者、ヴィオラ・ダモーレ奏者、指揮者。1942年秋田市生まれ。国立音楽大学、イェール大学、ボストン大学で、ヴィオラを滝川廣、ハロルド・コレッタ、ブロダース・アールに、ヴィオラとヴィオラ・ダモーレをワルター・トランプラーに師事。指揮をオットー・ミューラーに、室内楽をグァルネリ弦楽四重奏団、イェール弦楽四重奏団、ピアニストのレイナード・シュアーに学ぶ。東京都交響楽団創立団員。新日本フィルハーモニー交響楽団首席ヴィオラ奏者。東京エレクトロン韮崎文化ホール初代館長。上野学園大学、山梨大学、軽井沢音楽祭サマースクール、全国アマチュア・オーケストラ、インターナショナル・コンセルヴァトワール等、講師。田沢湖音楽祭、北甲斐音楽祭、笛吹音楽祭、くにたち市民オーケストラ、山梨交響楽団、モーツァルト・アンサンブル・オーケストラの音楽監督、指揮者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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