内容説明
代表的なバラッド音楽群の特徴をケルト文化からビートルズ、ボブ・ディランの流れでとらえ、音楽・文学・芸能・メディアの知られざるルーツとしてのバラッドの魅力と本質に迫る。従来の音楽史が触れなかったイギリス/アイルランド音楽の伝統と現在を初めて体系的に呈示。バラッドでしか語れない人びとの愛憎の姿。
目次
1 バラッドの世界
2 都市へ
3 世界へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Koning
22
ブリティッシュロックとか聞いてた人がトラッドとかバラッドに触れてすげーこれかっちょえーと聞き始め、その歴史をたどってみた。そんな本なのだけど、基本イングランドとスコットランドのこと、それにとってつけたようにアイルランドがあってウェールズがねぇよ!ゴルァ!。と、まぁそんな感じ(笑)。冒頭でポール・サイモンの野郎が伝統曲たるScarborough Fairをパクって著作権登録しくさりやがりましたよ!という騒動の話から始まって、ボブ・ディランの話が最後の方に出てくるので、とにかく現代との繋がりが一番(続く2015/02/14
hogatt
3
イギリス史好きで、トラッド・フォーク好きにオススメ。この本のおかげで、いろいろと欲しいCDが増えてしまった。増補版も機会があったら読んでみようかと思う。2011/02/23
テッテレこだち
2
すごく面白かった。実際にCDに入っていて、現在でもわりと気軽に聴けるものをとくに取り上げてくれているのと、地域ごとに通史的に書かれているのとで、わかりやすくて入りやすい。2012/02/25