済南(チーナン)賓館物語―特選15料理のレシピ付 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784393751213
  • NDC分類 596.22
  • Cコード C0076

出版社内容情報

様々な調理法・香辛料を駆使し,「食べておいしく健康によい」本当の中国料理を作り続けて30数年。名物夫妻がその足跡と奥義を語る異色の自伝。特選15料理のレシピ付き。

内容説明

幻の中華料理を守ったのは日本人だった!中華料理の源流といわれる山東料理。砂糖・ラード・化学調味料を一切使わず食材を生かす品数1500!その奥義を極めた孤高の料理人が日本に住んでいる!この人である。

目次

第1章 泉の街にて(湧き水の街・済南;中国料理の故郷 ほか)
第2章 炎の魔術(泰豊楼入門;戚文平の招待 ほか)
第3章 焦土の中から(途方もなく遠い道;祖国か異郷か ほか)
第4章 光る風を浴びて(新宿二丁目;奇妙な客 ほか)

著者等紹介

佐藤孟江[サトウハツエ]
1925年(大正14年)、中国山東省、済南市に生まれる。17歳から済南の老舗・泰豊楼で料理修業をするが、日本の敗戦により1948年帰国。その後1969年より、夫・浩六とともに山東料理の専門店「済南」を開店。1990年、中国政府より「魯菜特級厨師」「正宗魯菜伝人」の認定を受ける。現在、新宿区四谷において「済南賓館」「済南料理教室」を開いている

佐藤浩六[サトウコウロク]
1931年(昭和6年)、東京・本郷に生まれる。1945年、東京都庁に就職。1963年、孟江と結婚。その後都庁を退職、本格的中国料理の道に入り、「済南」を開店。1990年、「魯菜特級厨師」「正宗魯菜伝人」の認定を受ける。現在、新宿区四谷において「済南賓館」「済南料理教室」を開いている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ナウラガー_2012

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済南はサソリの名所。尾が7節になっているものは猛毒があるが5つのものは毒性が弱い/パスタは中国の麺を取り入れたもので中国の「餅(ペイ)」から来ている。フォアグラもチーズも昔から中国にあった/中華鍋:南方では両手鍋、北方は片手鍋/揚げ油にゴマ油を1~2割入れると香りが立つ/1990に山東省より「魯菜特級厨師」「正宗魯菜伝人」に認定。”特級”は料理人を格付けするときの7段階の最上で、中国では要人の為の調理人であり、日本で言えば人間国宝級で国が外には出さない程の貴重な人材 2011/01/31

ナウラガー_2012

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済南は72か所の湧水があり「泉城」の別称(趵突泉、黒虎泉など)を持つ/山東半島の沿海地域の料理「膠東菜」/山東省の豪族だった賈思勰は『斉民要術(古代の農業書だが料理についても詳しく書かれており中国料理の古典書でもある)』//北京ダックも山東の料理人が作った「全鴨ヨウ席」といって脳味噌から水かきまでアヒル一羽使った山東伝統料理/中国四大料理:北京「鹹(塩辛い)」上海「酸」広東「甜」四川「辣」/山東省の代表的麺料理「太呂麺」「麻芝麺」「炸醤麺」「鶏油麺」「粉条(トコロテンのような麺、夏)」/鍋貼(焼餃子)2011/01/31

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