内容説明
歴史の荒波の中で失われてしまった中国食文化の秘伝を、半世紀前に習得し、日本に持ち帰り、保ち続けた料理人がいた―。様々な調理法・香辛料を駆使し、「食べておいしく、健康によい」本当の中国料理を作り続けて三十数年。中国政府認定特級厨師に輝く「済南賓館」の名物夫妻が、その足跡と奥義を語る、異色の人間ドキュメントにして料理指南の書。
目次
第1章 泉の街にて(湧き水の街・済南;中国料理の故郷;誕生 ほか)
第2章 炎の魔術(泰豊楼入門;戚文平の招待;中国料理の奥深さ ほか)
第3章 焦土の中から(途方もなく遠い道;祖国か異郷か;失意の中で ほか)
第4章 光る風を浴びて(新宿二丁目;奇妙な客;一線で活躍する人たちと ほか)
六翁閑話
家庭でできる山東料理15選
著者等紹介
佐藤浩六[サトウコウロク]
1931年(昭和6年)、東京・本郷に生まれる。1945年、東京都庁に就職。1963年、孟江と結婚。その後都庁を退職、本格的中国料理の道に入り、「済南」を開店。1990年、「魯菜特級厨師」「正宗魯菜伝人」の認定を受ける。現在、二人は新宿区四谷において「済南賓館」「済南料理教室」を開いている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
-
- 和書
- 総合英語:健康と医療