内容説明
ありのままのお産が生きる力を呼びさます。ベテラン産科医が到達した「お産哲学」。
目次
第1章 よみがえるお産(「お産の家」完成;和室での出産 ほか)
第2章 古いものはかくも美しい(芽葺き屋根の古屋を移築;井戸から水を汲み、薪を割り、風呂を焚く ほか)
第3章 人はなぜ自然なお産に惹かれるのか(大脳新皮質と視床下部;新しい脳と古い脳のせめぎあい ほか)
第4章 いのちを感ずる心(お産の神秘;いのちの不思議な力(岡野婦長) ほか)
著者等紹介
吉村正[ヨシムラタダシ]
1932年生まれ。名古屋大学大学院医学科卒。医学博士。1961年より吉村医院院長として、2万例以上のお産に取り組んできた。産院の裏庭に、江戸時代に建てられた芽葺き民家を移築。そこで妊婦に薪割りやノコギリひきなどの「古典的労働」をすすめている。1999年には日本の伝統的な建築様式の「お産の家」を建て、その和室で自然なままのお産を行なう。講演会、研修会、テレビ出演など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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うぃっくす
4
なんかつい読み切ってしまった。多分このお産の家の噂は何度か聞いたな…ほんとに自然に自然に身を任せたら人類の神秘を感じて出産できるのかな…科学信者の自分には不安先行で無理そうだな…医学に救われたこと何度もあるし…でも自分とか赤ちゃんの生命を信じたいというジレンマよ。わたしもアニミズムなとこあるから本の内容にはすごく共感できたしすてきだなと思ったよ。やる勇気はないかも…2020/07/10
osɐdouɐʎɐ
0
女性はお産という最も女性的である部分に自立性を持つべき。 ゴロゴロしてパクパク食べて、いいお産ができないようにしておいて、それで困ったことを男の医者に持ってきてお願いしますというようでは自立なんてとんでもない。 女の尊厳を保つことは、女の本質を保つこと、お産を自分の力でやり遂げること。 しっかり歩く。 スクワット300回2022/02/27