- ホーム
- > 和書
- > 教養
- > ノンフィクション
- > ノンフィクションその他
内容説明
第2次世界大戦、ドイツ軍によるポーランド侵攻。ナチスのユダヤ人迫害のもと、多くの命が失われ、廃墟になった都市ワルシャワを独り彷徨する若き音楽家の苦闘の物語。ゲットー脱出、逃避行の日々。ドイツ軍の脅威が迫る…。
目次
子供たちの時、狂人たちの時
戦争
最初のドイツ人たち
父、ドイツ人に頭を下げる
お前らはユダヤ人か?
フウォドナ通りのダンス
K夫人の素敵な振る舞い
脅迫下の蟻塚
ウムシュラークプラッツ
生きるチャンス
狙撃手たちよ、立て
マジョレク
隣室での騒ぎと諍い
サウァスの裏切り
燃えさかる建物のなかで
ある都市の死
リキュールと命の交換
ノクターン嬰ハ短調
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
23
やっぱり超有名な作品はそれだけのことはあるなと思う今日この頃。ポランスキ監督の映画「戦場のピアニスト」の原作である本書を読んで、ますますそう思った。原作にとても忠実でいながら映画ならではの表現方法を最大限に生かしている。原作にはシュピルマン氏を救ったドイツ軍大尉の日記からの抜粋や、ドイツの詩人ビーアマンによる後日談も載っていて、これがまた良い。本文にコルチャック先生に関する記述が結構あったことも感動。などなどブログに熱く語る。https://chekosan.exblog.jp/29468273/2019/06/11
蘭奢待
2
戦場のピアニストの原作。彼を助けたドイツ軍将校の手記併録。必読です。2016/07/10