出版社内容情報
大胆な形式破壊に現代詩で新しい時代の扉を開いた詩人・ダダイスト新吉の素顔を描く。不可解な奇行に見えた生き方を辛抱強く解き明かし,その人間像を追体験した回想記。
内容説明
ダダイスト新吉の素顔。大胆な形式破壊の現代詩で新しい時代の扉を開いた詩人との交遊を通じ、不可解な奇行に見えた生き方を辛抱強く解き明かし、その人間像を追体験した回想記。ダダイスト詩人の数奇な生涯追想。
目次
第1章 詩人の結婚(ダダイスト新吉死す;宇宙は俺だけのものだ;江古田の春)
第2章 日本の神を見た(鶴石;三ツ鳥居;大久保さん)
第3章 いらくさの騒ぐ(こんぴらふねふね;夜昼トンネルを出ると;黒いリボンを結んだ少女)
第4章 るす(留守と言へ;ここには誰も居らぬと言へ;五億年経つたら帰つて来る)