出版社内容情報
心が隠した負の感情を身体は忘れることがない。身体からの鬱治療で知られる精神科医が闇をくぐる人間に向けた深い眼差しと知。
内容説明
「何か」を感じないようにするとき、多くの人は息を止め、からだのどこかを緊張させます。そして呼吸を止めることで、今度は逆に、感情がわからなくなってゆきます。うつ、不安、神経症、暴力、失感情として現れる心の背景に、どんなからだの“言い分”があるでしょうか?A・ローエンは、筋肉の緊張として習慣化された感情抑圧のパターンをからだのエクササイズを通じて、少しずつほどいてゆきます。
目次
1 からだは今、語ってる(からだと呼吸―なぜ息を止めてしまうのか;からだと動き/緊張―なぜぎこちなくなってしまうのか;からだと感情―なぜ「ノー」と言えないのか ほか)
2 からだが抗いだすとき(からだと暴力―なぜ暴力的になってしまうのか;からだと失感情/戦慄―なぜ何も感じなくなってしまうのか ほか)
3 からだの声を聴く(からだと病気―なぜ病に至るのか;からだと私―何に認められたいのだろう)
著者等紹介
ローエン,アレクサンダー[ローエン,アレクサンダー][Lowen,Alexander]
1910年、米国生まれ。医学博士。ウィルヘルム・ライヒの弟子で、バイオエナジェティックスの創始者。創設時から1996年までニューヨークの国際バイオエナジェティックス分析研究所所長
国永史子[クニナガフミコ]
1949年生まれ。お茶の水女子大学英文科卒業。1982年、バイオエネルギー研究センターを創立。1990年よりボディサイコセラピスト養成のトレーニングコースを主宰(現BIPS)。ローエンの訳書の多くに携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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