出版社内容情報
情報を可視化する図形言語(ダイアグラム)を使いこなすことで、物事の本質を読み解き、思考を整理し体系化するための要諦を探る。われわれの思考はいかに形づくられるのか。物事を体系的にとらえるには情報の本質を的確につかむ術が不可欠。情報を可視化する図形言語(ダイアグラム)こそがその核心である。豊富な例をあげながらダイアグラムを使いこなし、思考を体系化する要諦を探る。
三中 信宏[ミナカノブヒロ]
国立研究開発法人農研機構・農業環境変動研究センター環境情報基盤研究領域統計モデル解析ユニット長/東京大学大学院農学生命科学研究科教授。
1958年、京都市生まれ。東京大学大学院農学系研究科修了。農学博士。専攻=生物統計学・生物体系学。さまざまな事物の分類と知識の体系化を人間がどのように実行してきたのかを科学・科学史・科学哲学そして情報可視化の観点から研究している。
著書に『みなか先生といっしょに統計学の王国を歩いてみよう――情報の海と推論の山を越える翼をアナタに!』(2015年、羊土社)、『系統樹曼荼羅――チェイン・ツリー・ネットワーク』(2012年、NTT出版)、『文化系統学への招待――文化の進化パターンを探る』(共編、2012年、勁草書房)など、訳書にマニュエル・リマ『The Book of Trees ―系統樹大全― 知の世界を可視化するインフォグラフィクス』(2015年、ビー・エヌーエヌ新社)、キャロル・キサク・ヨーン『自然を名づける――なぜ生物分類では直感と科学が衝突するのか』(共訳、2013年、NTT出版)などがある。
内容説明
図形言語(ダイアグラム)―知の可視化。いかにして多様・複雑かつ膨大な情報の本質を把握し体系化するのか。分ける/つなぐ、部分/全体、既知/未知、直感/論理、類似/差異…一千年に及ぶ人類の試行錯誤に根ざす「思考の礎」の核心を開示する。
目次
プロローグ 思考の体系化は「可視化」から始まる
第1章 ダイアグラム博物館―思考の体系化の歴史をたどる
第2章 知識の樹の体系―チェイン、ツリー、ネットワーク
インテルメッツォ(1)―「分ける」と「つなぐ」
第3章 分類思考と系統樹思考(1)―記憶術としての修辞学
第4章 分類思考と系統樹思考(2)―分類から系統へ
第5章 分類思考と系統樹思考(3)―系統の断面としての分類
インテルメッツォ(2)―見えないものを見る
第6章 ダイアグラム思考―既知から未知への架け橋として
エピローグ 思考・体系・ダイアグラム―科学と時代のはざまで
あとがきにかえて―先駆者たちの足跡をたどる旅路
著者等紹介
三中信宏[ミナカノブヒロ]
国立研究開発法人農研機構・農業環境変動研究センター環境情報基盤研究領域統計モデル解析ユニット長/東京大学大学院農学生命科学研究科教授。1958年京都市生まれ。東京大学大学院農学系研究科修了。農学博士。専攻=生物統計学・生物体系学。さまざまな事物の分類と知識の体系化を人間がどのように実行してきたのかを科学・科学史・科学哲学そして情報可視化の観点から研究している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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