アクティブ・ホープ

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  • サイズ B6判/ページ数 330p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393333440
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0010

出版社内容情報

いま生きることが困難な時代に、「希望」をもって生きることはできるか。個人的・社会的なよりよき変容のために、理論と実践を提案。

いま生きることが困難な時代に、「希望」をもって生きることはできるのか。一人ひとりの個人的な変容と、よりよき社会と世界の変容のために、われわれにできることとは何か。「つながりを取り戻すワーク」の理論的枠組みと、その実践法を提示。

【著者紹介】
米国の仏教哲学者で社会活動家。仏教、一般システム理論、ディープ・エコロジーを深く学んだ彼女は、50年以上に及ぶ平和、社会的公正、環境分野における活動家としての経験とそれらの学識を統合して、「つながりを取り戻すワーク」という、個人的および社会的な変容をもたらす理論的枠組みとそれを現実で実践するための効果的なワークショップ手法を生み出した。このワークは世界中の教育者やNGO、市民活動家たちによって採用され、社会的・環境的に困難な状況に置かれている人たちが、絶望や無気力を乗り越え、互いに手を取り合って能動的に行動を起こしていく力となっている。米国カリフォルニア州のバークレーに在住。著書に『世界は恋人、世界はわたし』(筑摩書房、1993年)など多数。

内容説明

いま、生きることが困難な時代に、希望をもって生きることができるか。個人的・社会的なよりよき変容のためにできることとは。「つながりを取り戻すワーク」の理論的枠組みと、その実践法を提示。

目次

1 大転換(現代を覆う三つのストーリー;スパイラルを信じる;感謝の気持ちを感じる;世界に対する痛みを大切にする)
2 新しい目で観る(自己という概念を拡げる;異なる種類の力を使う;コミュニティの体験を豊かにする;時間をより大きな流れでとらえる)
3 前に向かって進む(気持ちが奮い立つようなビジョンをつかまえる;可能性を信じる勇気を持つ;自分の周りにサポート・システムをつくる;熱意と活力を保ち続ける;不確実性が私たちを強くする)

著者等紹介

メイシー,ジョアンナ[メイシー,ジョアンナ] [Macy,Joanna]
米国の仏教哲学者で社会活動家。仏教、一般システム理論、ディープ・エコロジーを深く学んだ彼女は、50年以上に及ぶ平和、社会的公正、環境分野における活動家としての経験とそれらの学識を統合して、「つながりを取り戻すワーク」という、個人的および社会的な変容をもたらす理論的枠組みとそれを現実で実践するための効果的なワークショップ手法を生み出した。米国カリフォルニア州のバークレーに在住

ジョンストン,クリス[ジョンストン,クリス] [Johnstone,Chris]
医者、著作家、コーチ。NHS(英国の公的保険医療機関)にて20年以上、中毒症の専門家として働いた経験があり、現在でも医療関係者を対象に行動医療や精神衛生などを教えている。彼は20年以上、ジョアンナ・メイシーとともに「つながりを取り戻すワーク」を教えるとともに、2004年以来『ザ・グレート・ターニング・タイムス』というニュースレターを発行し、世界中に多くの読者を持っている。まタ、以前住んでいた英国中部の都市ブリストルにて「幸せの講義」シリーズを開講し、困難な時代においてどう精神的な健康を保ち、しなやかに生きていくかを伝えている

三木直子[ミキナオコ]
東京生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒業。外資系広告代理店のテレビコマーシャル・プロデューサーを経て、1997年に独立。海外のアーティストと日本の企業を結ぶコーディネーターとして活躍するかたわら、テレビ番組の企画、クリエイターのためのワークショップやスピリチュアル・ワークショップなどを手掛ける。東京、シアトル郊外、バリ島を行き来しながら暮らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hiroki Hatano

3
知人の紹介で購入。つながり(縁)に感謝する仏教と、エコシステムの共生思想を統合したような本。アクティブ・ホープとは、現状をつながりで認識し、どのような方向に向かって欲しいのかを意図し、その意図に従うように行動を起こすこと。つながりの認識対象は個から社会、地球全体まで広げていて、向かうべき方向性は産業成長型社会から生命持続型社会へ復元すること(=大転換と定義)を視野にいれているのでスケールは大きい。ただ、文中にある練習問題の問いは荒唐無稽でなく実践的だった。読み返して実行しようと思ったので良書と認定。2015/11/03

Shohei I

2
社会問題や環境問題は深刻さを増し、これまで通りの生活では持続可能な社会を望めなくなっている。この現状に対し、生命持続型の社会への「大転換」を目指すための方法について書かれた一冊。 地球と生物が相互に関係しあい今の環境ができているということを一貫して伝えていて、先日のグレタさんの演説を思い出させる一冊でした。自分は今7世代先の子孫のことまで考えているのか。まだまだ行動が必要だと思いました。 「アクティブ・ホープ、積極的な希望とは、自分が望むものを実現する過程に積極的に参加する、ということ」(本書より)2019/10/26

Go Extreme

1
与えると同時に受け取る つながりを取り戻すワーク 現代を覆う3つのストーリー:これまで通り 大崩壊 大転換 スパイラルを信じる:冒険物語 スぴらる 感謝の気持ちを感じる:幸福感 信頼と寛大さ 世界のための行動 ガイア理論 恩返しと恩送り 世界に対する痛み:絶望感 エネルギーの解放 自己という概念:自己 つながる≠同化 物語を語り直す 異なる種類の力:押さえる→つながる 創発 コミュニティの体験を豊かにする 時間をより大きな流れでとらえる ビジョン 可能性 サポートシステム 熱意と活力 不確実性→強くなる2021/03/02

a

1
現実の捉え方の3種 ○これまでどおり(経済成長社会を保持) ○大崩壊(経済の衰退、環境破壊、災害、気候変動、絶滅などに注目) ○大転換(歪みを元に戻す、癒す、持続可能型へ移行) この3つは同時に存在し、各々自らそのストーリーを選んでいる。 豊かな生き方とは個人の単なる贅沢ではなく世界全体の幸福に貢献する生き方と捉え直す。 自分が他人よりどれだけ成功しているかに注目すると孤独感を感じることになる。 それは個人がバラバラにいるのではなくお互いに影響し合い、結局は全体で繋がりあっているものだからだ。 2017/07/06

にゅにゅぱんだ

0
この本を読んだきっかけで、我が家のモットーを娘と決めた。「さあ冒険をしよう!」と。いつも通りを脱却して。2020/07/14

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