ナザレ派のイエス (増補版)

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  • サイズ B6判/ページ数 350p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393332894
  • NDC分類 192.8
  • Cコード C0016

出版社内容情報

イエスはユダヤ人である。楽しく読んで、イエスの本当の教えと生涯に迫るイエス論の名著。主な弟子たちの消息を増補。

内容説明

イエスはユダヤ人である。だからユダヤがわからなければイエスもわからない。福音書をキリスト教の伝統から解き放ち、ユダヤの視点で読むことで、謎めいた言葉の霧を晴らし、イエスの実像を蘇らせた目から鱗のイエス論、その後の弟子たちの消息を増補して再登場。

目次

序章 バプテスマのヨハネ
第1章 生誕
第2章 生活と弟子たち
第3章 山上の垂訓
第4章 イエスの教えとたとえ話
第5章 ナザレ派のイエス
第6章 最後のエルサレム巡礼
第7章 最後の夜に
第8章 受難と刑死
終章 イエスとは誰か
付論 その後のナザレ派―ヤコブ、ペトロ、パウロ

著者等紹介

前島誠[マエジママコト]
1933年東京生まれ。上智大学大学院神学研究科修了。東京カトリック大司教区司祭を5年つとめた後、玉川大学で教鞭を執る。1999年定年により退職。専攻は西洋哲学、神学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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あかり

2
キリスト教の事がわかれば、世界の文化や紛争のことがもっと解るだろうと思っていたが、なにを読んでもピンとこなかった。この本は書店でなぜか前の方に平積みしてあって手に取った。するとイエスのことがとても人間らしい感じに書かれていて購入してみた。読み進むと、本当にイエスってこの世に生まれ、行動したのだなと実感された。マリアや周りの人たちもずいぶんと人間くさくて意外だった。地図も詳しい。筆者がかの地に実際行ったことも大きいのだろう。2014/05/01

みふゆ

0
読んだのに登録するのを忘れていた。キリスト教の枠を取り払い、一世紀のユダヤで生きた「ナザレのイエス」という人の行動、言葉、思想を当時の風習、言葉、ユダヤ教、聖書(この場合は旧約)を踏まえて読み解く本。とてもわかりやすく書かれていて、キリストではないナザレのイエスという人間性が著者の解釈によりゆっくりと解き明かされていく。ナザレのイエスという人にとても親しみを覚えると同時に彼の行動、言葉が当時のユダヤ教にとっていかに革命的であったかが理解出来るのです。旧新聖書を読んでいるとさらに面白く読めておすすめです。 2017/05/28

Nakaki Takao

0
これはキリスト教というものの見方をガラリと変える本 おもしろいことこのうえない2016/05/11

naagita

0
ヘブライ語聖書研究の第一人者がユダヤ宗教思想の文脈でイエスの言説を読み解いた異色作。ヘブライ語に関するうんちくを通して、イエスの言葉の「真意」が謎解きされていく様はぞくぞくするほど面白い。2009/05/23

sfこと古谷俊一

0
トーラーの引用やヘブライ語としての発言を復元、ユダヤの慣習と照らし合わせることで、のちのキリスト教的解釈とは変わるあたりが面白い。ユダヤ教ハシディームの流浪の霊能者としてのイエス像は、宗教家らしくて面白い。ユダヤ教と一世紀イスラエルについての研究から新約聖書のイエス記述を読解する本。2009/06/17

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