出版社内容情報
戦後最大の思想家が「思想とはなにか」という究極的な問いに真正面から答える。あらゆる問題を貫く原理に肉迫する対話集。
内容説明
戦後日本を代表する知識人・吉本隆明による「思想」の作法。
目次
第1章 思想とはなにか
第2章 詩歌のなかの思想―文学における思想1
第3章 近代文学の経験―文学における思想2
第4章 人間精神の始源性―宗教における思想1
第5章 イエスから良寛まで―宗教における思想2
第6章 思想の未来―社会・政治における思想
著者等紹介
吉本隆明[ヨシモトタカアキ]
1924年東京に生まれる。東京工業大学電気化学科卒。詩人・文藝批評家・思想家。ジャンルを問わない多方面の文献を狩猟し、数多くのポレミークな論考を発表、戦後の思想界に多大な影響を及ぼしている
笠原芳光[カサハラヨシミツ]
1927年大阪に生まれる。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了。京都精華大学名誉教授(宗教思想史)。聖書を人間の問題として解読する「森集会」を主催(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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月
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言語化される以前に言葉にならない何かがあるのではなく、まず筆を動かしてこそ、後に余剰、割り切れない感覚が残る。2014/06/05
ymmtdisk
0
元々ほぼ日切っ掛けで吉本隆明さんのことは知っていて、なにか著作を1冊読んでみたいなと思っていたところで、図書館で確かヨシタケシンスケさんのエッセイが在架していれば再読しようと思って「よ」の棚に行ったときに、たまたまこの本を見かけたんだった。ブクログへの登録日を見ると2023年3月なので、たぶん安倍晋三銃撃事件に端を発して自分の「信仰」や「宗教」との関わりのことを考えるようになって、そこにタ... https://booklog.jp/users/ymmtdisk/archives/1/43933326012023/07/13
ishida
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途中までおましろかったが、だんだんむつかしくなってきた…2018/11/13
いろべると
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「往相」と「環相」をキルケゴールに絡めたり。ナショナリズムの話題になると一気に熱を帯びて面白い。2018/10/10