ウイルスはささやく―これからの世界を生きるための新ウイルス論

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ウイルスはささやく―これからの世界を生きるための新ウイルス論

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  • サイズ 46判/ページ数 281p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393332368
  • NDC分類 465.8
  • Cコード C0045

内容説明

生命の定義、生物進化のメカニズムなど常識の枠組みを覆し続ける存在が示唆する新時代の到来。新型ウイルスが増幅させたものは何か?人々は、ほんとうは“何に”感染したのか?「細胞核ウイルス起源説」につながるメドゥーサウイルスを発見した巨大ウイルス学者が探究するウイルスのふるまい、生き様、正体。この「ウイルスの惑星」たる地球における生物との共生の関係を見つめ、ウイルスの存在価値を根底から問い直す画期的論考。生命の謎の深みへと我々を誘う人文知のアップデート。

目次

第1章 ウイルス論―ウイルスとはなにか(生物と生命;子孫を生み出すということ ほか)
第2章 ミミウイルス論―ウイルスの戦略(素人がウイルス学を始めたワケ;巨大ウイルスとミミウイルス ほか)
第3章 マルセイユウイルス論―小さいウイルスたちの生き様(小さいものは弱いのか;もっとも小さな巨大ウイルス ほか)
第4章 パンドラウイルス論―ウイルスはどれだけ大きくなるか(大きさの視点;ウイルス学について ほか)
第5章 メドゥーサウイルス論―ウイルスは進化し、進化させる(コピペ論;コピペは生命世界では常識 ほか)

著者等紹介

武村政春[タケムラマサハル]
1969年、三重県に生まれる。1998年、名古屋大学大学院医学研究科修了。博士(医学)。名古屋大学助手、三重大学助手等を経て、東京理科大学教授。専門は巨大ウイルス学、分子生物学、生物教育学。2001年に世界に先駆けて細胞核の起源にDNAウイルスが関わっていたとする学説を発表。2019年には、真核生物の起源の謎を解明する鍵となると思われる巨大ウイルス「メドゥーサウイルス」を発見した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やいっち

73
この本で一番興味深かったのは、ヴァイロセル仮説だった。ミミウイルスという巨大ウイルスに感染した(アカント)アメーバは、そのリボゾームの大半をウイルスのタンパク質合成のため奪われ、自分のタンパク質を合成できなくなってしまう。細胞は細胞としての意味を成さず、細胞核も出番を失ってしまう。こうした「ほとんどすべての機能をウイルスに乗っ取られてしまった状態の細胞をヴァイロセルと言う。 2021/04/28

壱萬弐仟縁

37
今なお、JR線不通のN図書室新刊棚より。複製こそが、生命現象、生命の基本である(15頁)。兄貴と同年齢の武村先生は、コロナウイルスが無症状で済む場合があると、専門家でさえ思わなかったと指摘される(24頁)。ウイルスの本質は、複数の視点から眺めてその姿を現してくれる(28頁)。一筋縄ではいかぬということだ。ノロウイルスといえば、2007年1月、ヲヤジがトイレで自分で掃除しないで人にやらせたため、私が感染、下痢で慶應通信科目試験6科目D(全滅)に遭った。カプセルホテルに泊まって往復電車代をパーにしてしまった。2021/08/19

美東

13
タイトルは「ウイルスはささやく」となっているが、ウイルスになりかわって著者はきわめて雄弁である。 巻末の著者プロフィールに ”趣味は筋肉” とあるが、近影を拝見して納得!2021/07/22

Go Extreme

4
ウイルス論―ウイルスとはなにか:生物と生命 子孫を生み出すということ 複製  ミミウイルス論―ウイルスの戦略:ウイルス学 巨大ウイルスとミミウイルス 細胞に感染する方法 マルセイユウイルス論―小さいウイルスたちの生き様:小さな巨大ウイルス 社会現象としてのフル 遺伝子借用術 パンドラウイルス論―ウイルスはどれだけ大きくなるか:大きさの視点  ウイルス学 細胞核をぶっ壊す メドゥーサウイルス論―ウイルスは進化し、進化させる:コピペ論 コピペは生命世界では常識 複製と変容 遺伝子泥棒か遺伝子サンタクロースか2021/04/19

ねこうさぎ

1
少し専門的な本で難しいところもあったが、生物とウイルスの関係性がさらに解明されるといいな。地球はウイルスの星であるというのは、かなり本質にせまっていくのかもしれない。2023/10/12

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