内容説明
ラテンアメリカ諸国の運命を決した思想家の生涯。植民地政策と専制政治、人間性に最も反する奴隷制、そして特権階級の支配する１９世紀初頭のラテンアメリカ諸国に、自由と独立、民主主義と法を打ち立てた思想家の不断にして果敢な闘争の歴史。
目次
第１章 独立の背景
第２章 人物像
第３章 解放の歴史
第４章 解放の思想
第５章 挫折のドラマ
第６章 意義と展望
著者等紹介
サルセド＝バスタルド，ホセ・ルイス［サルセドバスタルド，ホセルイス］［Ｓａｌｃｅｄ‐Ｂａｓｔａｒｄｏ，Ｊｏｓ´ｅ Ｌｕｉｓ］
１９２６年、ベネズエラ東部カルーパノ生れ。１９５０年、ベネズエラ国立中央大学大学院修了。パリ、ロンドン留学のあと、母校の歴史学、社会学教授として教鞭をとる一方、上院議員、駐エクアドル、ブラジル、フランス大使として活躍。さらにアンドレス・ペレス大統領（１９７４年‐７９年）の下で、大統領府長官、科学技術文化担当国務相を歴任。７６年から８３年までボリーバル生誕２００年祭実行委員会委員長を務めた。ボリーバル研究の第一人者。２００５年、逝去
水野一［ミズノハジメ］
１９３０年、東京生れ。１９５３年、東京外国語大学卒。日本経済新聞記者、日本経済研究センター資料室長を経て、１９６１～２００１年、上智大学外国語学部教員。現在、同大学名誉教授、イベロアメリカ研究所名誉所員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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