出版社内容情報
シュタイナー人智学の主要なテーマ(宇宙的霊性、キリスト衝動、ルツィフェルとアーリマン、カルマ論、社会論)を題材にした多彩な講演・論考を集成。興味深い言語論やローゼンクロイツに関する論考も収録。シュタイナー思想の広がりを展望できるアンソロジー。
内容説明
現実を直視し、人生に向き合うシュタイナー思想の広がりと奥行き。
目次
血のエーテル化 エーテル界のキリストによる地球進化への働きかけ
カルマにどう向き合うべきか
人生の階梯 アーリマンとルツィフェルをめぐって
ゴルゴダの秘儀の時代のキリストと20世紀のキリスト
言語の霊的考察
言語と言霊
クリスティアン・ローゼンクロイツの化学の結婚
史的唯物論、階級闘争、剰余価値
ヘーゲルとマルクス 霊的社会主義による両者の調和
エーテル界とエーテル体 [講演]高橋巖
付録 ヨハン・ヴァレンティン・アンドレーエ著『クリスティアン・ローゼンクロイツの化学の結婚 1459年』
著者等紹介
シュタイナー,ルドルフ[シュタイナー,ルドルフ] [Steiner,Rudolf]
1861‐1925。ハンガリーのクラリエヴィェベック(現クロアチア)に生まれる。ウィーン工科大学卒業。ゲーテ学者、哲学者として活躍した後、1902年、神智学協会ドイツ支部書記長に就任。1913年、神智学協会を離れ、人智学協会を設立。霊学的観点から新たな総合文化の必要性を説き、その影響は宗教、芸術、教育、医療、農法、経済など、広範な分野に及ぶ。1925年、スイス・ドルナハにて逝去。著書・講演録多数
高橋巖[タカハシイワオ]
東京、代々木に生まれる。慶應義塾大学文学部大学院修了後、ドイツに留学。ミュンヘンでドイツ・ロマン派美学を学ぶなか、シュタイナー思想に出会う。1973年まで慶應義塾大学で教鞭をとる(美学・西洋美術史を担当)。1985年、日本人智学協会を設立。2024年3月30日、逝去
飯塚立人[イイヅカタツヒト]
京都府生まれ。高橋巖著『神秘学講義』に出会い、シュタイナーを知る。京都教育大学で教育哲学を専攻。1984年より高橋巖人智学講座を受講。1989年に渡米。スタンフォード大学教育大学院博士課程でネル・ノディングズに師事し、ケアリングの倫理を学ぶ。1991年より日本人智学協会会員。ケアリング人智学・シュタイナー研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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