出版社内容情報
シリーズ中世日本宗教史始動!
摂関期から戦国時代までの中世の宗教史を仏教学、歴史学、美術史学などの観点から描き出す。第1巻では摂関期~初期院政期を対象とし、その時代の東大寺や、仏像、密教、浄土教、陰陽道などについて取り上げる。
【目次】
巻頭言
第一章 総論 王朝文化の胎動 増記隆介
一 はじめに
二 浄土教研究の現在
三 「日本的」な造形とは
四 信仰をめぐる「ことば」
五 南都仏教と密教
六 宗教をとりまくもの
第二章 摂関・院政期の宗教と東大寺 遠藤基郎
一 はじめに
二 摂関期(十世紀から十一世紀前半)
三 院政期前期
四 院政期後期―後白河院政期
五 むすび
――コラム① 出雲の仏像・神像にとっての「中世」 濱田恒志
第三章 陰陽道は宗教か?――〈術数文化〉から考える 水口幹記
一 はじめに
二 ふたつの問題
三 陰陽寮の成立と術数、〈術数文化〉
四 宗教性の付与
五 おわりに
――コラム② 聖徳太子信仰の展開 榊原史子
第四章 平安時代後期の仏像 田中健一
一 はじめに
二 清涼寺釈迦如来立像と大和寺釈迦如来像
三 法成寺の造営事業をめぐって
四 平等院鳳凰堂阿弥陀如来坐像をめぐって
――コラム③ 院政期宗教文化としての『扶桑略記』 三好俊徳
第五章 『往生要集』と源信の諸著作との関連性 村上明也
一 はじめに
二 二乗や仏の世界の見え方について(『十住毘婆沙論』)
三 無間地獄の寿命について(『阿毘達磨倶舎論』)
四 おわりに
――コラム④ 『法華験記』 岡田文弘
第六章 摂関期・院政期の叡山浄土教 栁澤正志
一 摂関期における浄土教の興隆から源信の登場
二 源信による念仏の天台化
三 源信における観心の評価と恵檀両流への展開
四 叡山浄土教の思想的特徴
五 結語
――コラム⑤ 陽光に消える露霜――懺悔と和歌 岡﨑真紀子
第七章 真言密教と浄土教――覚鑁・静遍 大鹿眞央
一 はじめに
二 覚鑁の生涯
三 覚鑁の思想
四 静遍の生涯
五 静遍の思想
六 結びとして
――コラム⑥ 道範の教学 佐藤もな
第八章 道長時代の仏教美術――絵画を中心に 増記隆介
一 はじめに
二 道長時代の仏教美術
三 過去の造形に対する歴史意識
四 唐末五代、北宋の仏教美術に対する眼差し
五 規範としての道長時代の仏教美術
六 おわりに



