仏と霊(タマ)の人類学―仏教文化の深層構造 (新装版)

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  • サイズ B6判/ページ数 265p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784393291467
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C3014

出版社内容情報

〈空〉を説く仏教と〈霊魂=アニミズム〉に依拠する民俗とはどのように出会ったか。シャーマニズム研究の第一人者が,日本仏教の深層構造と今後の課題を鋭く衝く話題作。

内容説明

日本人の信仰の深層。「空」を説く仏教と「霊魂=アニミズム」に依拠する民俗とはどのように出会ったか。シャーマニズム研究の第一人者が、日本仏教の深層構造と現代の課題を鋭く衝く。

目次

1 仏教と民俗信仰(仏と霊魂のあいだ;仏とホトケ;鎮魂としての精霊供養)
2 呪力信仰の構造(日本宗教の原点を探る;タブーと呪力と両義性;長崎県五島における女性ホウニンの治病儀礼)
3 仏教とシャーマニズム(御利益信仰と仏教の現況―宗教人類学的試論;仏教とシャーマニズム―宗教人類学的視点から;霊界と人界の直接媒介者・シャーマン)
4 仏教文化の深層(施食文化の諸相;アジア仏教社会の霊魂観・他界観;仏教社会‐文化研究の回顧と展望―社会学・人類学的成果から)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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(1993,180.4)ツウ向け。装丁は別。佐々木宏幹先生の、既成宗教上位主義への反骨ぶりを思い出した。現世利益を求める信仰・呪術は科学や宗教の格下とされるがよいのか?という信念の数々。「現代医学は先端技術を駆使して病気に対処しているが、患者の不安や心配や苦痛が無くなってはいない」「教祖の憑霊を、のちの人々が勝手に天啓・啓示(霊的影響)であると改竄してはいないか」等。。50過ぎて、空我の境地が理想と思いつつ、まったくなれない自己がいる。このたび20代に親しんだ先生の本を読み、いろいろ、考え直している。2021/09/14

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